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Learning & TeachingThe Third Period

実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

考えても考えてもアセスメントが書けないとき

 

 

 

 

「考えすぎなじゃないかと思ったんです」

 

 

 

先日、学生さんとお話させていただいている中で、学生さんがぽろっと漏らした言葉です。

 

 

 

私が、直接やりとりをする機会をいただける学生さんは、40代の方が多いです。(同じ匂いがするんですかね。笑)

 

 

 

これまでの様々な経験から、ひとつの言葉やフレーズで、一瞬にしていろんなことを思い浮かべられるのだと思います。ご本人は、考えるのが苦手とか、頭が硬いとおっしゃることが多いんですが、頭の中では、あまりにも自然でご自身では気がつかれないうちに、いろんなことを考えているものです。

 

 

 

アセスメントの解説を終えた後、まだモヤモヤしている、何かがすっきりされないことを感じておられたまま、その回のサポートを終えた、数日後さきほどのメッセージが届きました。

 

 

 

そこから、改めてアセスメントの復習が始まりました。

本日は、第一弾をシェア。

 

 

 

アセスメントとは、対象の患者を知ることである。

 

 

 

突然ですが、お題です。

あなたの目の前に、ひとりの患者さんがおられます。あなたは「この方に必要な看護をしてください」と言われました。さて、何をしますか?

 

 

 

この学生さんの答えは、

 

 

まず、「情報が無いとわからないな」と考えました。で、「疾患などの情報な記録をみたらいいのかな?」と考えたんですがちょっと時間がかかるような気がして、患者さんの事を観察しようと考えました。聞いてみる事は、体調、睡眠、食欲、排泄について。ほかにも、バイタルサインを測定する。表情をみながらコミュニケーションをとって、今何に一番困っているかを聞く。困っている事を改善できるような援助をする。

 

 

 

 

 

回答をいただいたとき、迷わずガッツポーズ。

そうそう、これなんです。これが、アセスメントなんです。

 

 

 

その方に必要な看護を行うためには、その方に必要な看護ってなんだろうか、ということを確認する必要があります。さらに、その方に必要な看護は何かを考えるためには、【その方の状態や状況を知る】必要があります。←これが、アセスメント。

 

 

 

初めて、患者さんにお会いして、何も確認することなく、いきなり食事管理の指導を始めたり、足浴を始めたりすることはありません。(ありえません)必ず、「患者さんを知る」という段階があるはずです。

 

 

 

これをあえて、小難しい例の看護過程の図を見ながら説明すると、こうなります。

 

 

 

「アセスメント」と「看護診断」の関係は、2つめの「看護診断」の段階で、必要な看護を明らかにする=この方に必要な看護はこれであると断定する、そのために必要な証拠をそろえる、のがアセスメント、ということです。

 

 

 

言い換えると、必要なだけの裏付け(証拠)をそろえることで、この患者さんには、この看護介入が必要だと判断できる、ということです。

 

 

 

なんの証拠もなしに、「栄養が足りない」とは言えません。なんの証拠もなしに、「感染しやすい状態だ」とは言えません。

 

 

 

こういう看護が必要だ、という結論になるということは、そのように判断した理由(裏付け)があるはずです。その裏付けを不足なく集めるのが、アセスメント、というわけです。

 

 

 

アセスメントというと、課題の性質上「書く」ということに心を奪われがちです。っで、何を書くのかを説明しようと思うと、どうしても「解釈したこと」とか「情報の意味」とかいう説明になってしまうわけですが、それより先に、アセスメントって何よを理解している必要があります。

 

 

 

なぜなら、アセスメントの記録用紙に書くことは、アセスメントした内容だからです。アセスメントするためには、アセスメントって何よ?ということがわかって、それができることが前提です。

 

 

 

考えすぎて思考が止まってしまっているのだとしたら、まずは「書く」ことは横に置いておいて、基本に立ち返る。アセスメントとは? その方に必要な看護は何かを明らかにするために、「その方を知る」ことです。

 

 

 

「アセスメントができない」とひとくちにいっても、できない理由は様々です。「何かを知らないからできない」のではなく「正しく解釈することを、邪魔する<何か>によって、誤解していることで、できない」ことがほとんどです。

 

 

 

ただ、この誤解は、後になって誤解だったと気づくもので、自分自身ではなかなか気づけないものです。一生懸命考えているのに、自分なりに努力しているのに、いつまでもアセスメントができないとき、ひょっとするとあなたが気づいていない<何か>が、理解を邪魔しているのかもしれません。ひとりで学ぶことに限界を感じている方は、>>>こちらのサポートがオススメです。

 

 

 

 

 

 

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