ヘンダーソン病理的状態に関する情報はどこに分類する?
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
質問…とても初歩的な質問です。1.情報を分類整理するとき、病理的状態に関する情報はどこに分類したらいよいですか?例えば、肺がん 治療薬 検査データーなど。
病理的状態で一度アセスメントしているから基本的な看護の構成要素の、14項目にはいれない❗ということでしょうか?
ヌーベルヒロカワのヘンダーソンの本には常在条件に関すること、病理的状態に関することなどとかいて関係する項目には書いてありますが。よろしければ教えてください❗
初歩的な質問、大歓迎です。
「病理的状態に関する情報は、どこに分類するのか?」
考え方としては、2種類あるかと思います。
1、病理的状態に関する情報それぞれにおいて、該当するニードで扱う
ご相談者さんのご指摘の通り、「病理的状態に関する情報」のすべてをひとくくりにして、どこかに書く、のではなく、病理的状態に関する情報の中でも、呼吸に関する情報は呼吸に、食に関する情報は食に、分類する、という考え方です。
ヌーベルヒロカワのヘンダーソンの本とは、↓こちら。
2、「病理的状態に関するアセスメント」のらんで扱う
記録用紙の中に、14のニードとは別に「病理的状態に関するアセスメントをかく場所」が設けられている場合、病気については、そこでまとめてアセスメントをする、ということです。
この2つのうち、自分はどちらに当てはまるのか、というのは、ご自身の学校、施設で使っている記録用紙、または記録用紙に関する約束、によるかと思います。
ので、実習記録、看護過程の記録用紙を担当されている先生に確認されると良いです。
実習記録というのは、どの記録用紙においても、その用紙に「何を書くのか」は決まっています。
ということは、そもそも「何を書くのか」を間違ってしまうと、どれだけ時間をかけようが、どれだけ一生懸命書こうが、結果としてOKはもらえません。
いつまでも書き直しになる=OKがもらえない、という事態になることそのものも、つらいことなのですが、何より、そこで間違ってしまうと、次の工程も、さらにその次も工程も、もれなくずれることになります。
今回の場合でいうと、アセスメントがずれれば、看護問題がずれ、看護問題がずれれば、看護目標も、看護計画もずれる、ということです。
これは、患者さんに当てはまらない看護過程を展開していることになりますので、患者さんの状態、状況が良く変わっていくことはむずかしいです。
これは、患者さんにあった看護ができていない、と捉えられることになりかねません。
ということを踏まえまして、記録用紙について、どの記録用紙には、何を書くのか、内容・詳細ではなく、書き方の約束については、学校の先生にかならず確認しておくと良いです。