【図解】ゴードンの看護アセスメントの流れ
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
11パターンをアセスメントするとは?
アセスメントをする、とは、対象の状態、状況を判断する、ということです。
ゴードンの場合、対象を11の側面(11の機能的健康パターン)から判断します。
健康管理は、どんな状況か?
栄養は、どんな状態か?
排泄は、どんな状態か? など
それぞれの側面(パターン)において、状態・状況を判断する=アセスメントをする、ということです。
これを図に示すと、こんな感じになります。
パターンそれぞれに対して、ひとつずつ状態、状況を判断する、ということ。
すると、各パターンにおいて、こんな状態、こんな状況である、という結論が出ます。良い状態も、良くない状態もすべて含めて、ざっくりと11種類の結論が出るはずです。
これらの結論をもとに、該当する看護診断を確認します。(ここでは、具体的な方法については、省略します)
確認した後のイメージ図。↓↓
パターンごとに、該当する看護診断を確認できました。
さらに、各看護診断ごとの関係を確認して(統合)、最終的な看護診断を決定します。
この場合、心拍出量が減少していることが影響して、活動耐性が低下するという状態になっていると考え、この2つには関係があると判断しました。
心拍出量が減っている=必要な活動をするだけの、心機能が備わっていない、ので安全で、安楽に必要な日常生活動作ができない。
つまり、「心拍出量が減っている」ということが原因で、「必要な活動ができない」という状況が起きているわけですので、原因を取り除くことができれば、もれなく結果としての状態ももれなく改善するはずなのですが、
「安全で、安楽に必要な日常生活動作ができない」というのは、今現在すでに起きている状況です。
というわけで、「活動耐性低下」という看護診断に、「心拍出量減少」という看護診断を統合しました。
*この2つの診断が出たときには、かならず「活動耐性低下」を残すということではありません。その都度、状態、状況に応じて、適した統合するすることが重要です。
こうして、決定した看護診断に対して、看護計画を立てて、実施をしていく、という流れになります。
つまり、看護過程におけるアセスメントの目的は、ここにたどり着くことです。↓↓↓
そのために、>>>この方法で「状態を判断する」ことになります。
文字の説明がむずかしければ、図の説明でアセスメントと仲良くなろう。