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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護実習の日々の行動目標を毎日変えるコツ

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

 

 

 

日々の行動目標に悩みます。毎日書くものなので、だんだんと書くことがなくなっていきます。

 

 

 

 

「だんだんと書くことがなくなっていく、なんて相談すると、今度は、学びに行っている実習なのに、目標がなくなるなんてありえるの?という返事が返ってきそうで、相談もできないし。。。」

 

 

 

だんだんと書くことがなくなる、その裏には、「毎日新しい目標を立てないといけない」という思い込みが潜んでいるのかもしれません。

 

 

 

日々の行動目標とは、その日の実習で到達したいゴールのこと。

 

 

 

なので、到達できなければ、次の日に同じ目標でもオッケー。

 

 

 

な、はずですが、それだと、「考えてないみたいで、適当に同じ目標を書いたみたいで、目標を達成できていないことをアピールしてるみたいで、なんだか気まずい。。。」

 

 

 

「どう思われるか」が気になって、同じ目標を書けない、という心理がはたらくわけですが、厳密には、もしその日の目標を達成できなかったとしても「まったく同じ目標には、ならないはず」なんです。

 

 

 

どういうことかというと、

 

 

 

「麻痺側に負担がかからないよう、麻痺側の扱いに注意して全身清拭ができる」

 

 

 

のような、目標を立てたとします。

 

 

 

っで、その日に、麻痺側に注意をして、全身清拭を行います。

 

 

 

と、行った結果、気づいたことがあるはずです。ここをこうすると、負担になる、とか、ここは、こうしたほうが患者さんにとってラクになりそうだ、とか、それを翌日の目標に組み込むといいです。

 

 

 

麻痺側の扱いに注意をする、の部分を、「振り返り」をもとに、もう少し具体的な内容にする、ということ。例えば、これとか。

 

 

 

「麻痺側を動かす際に、痛みを伴うため、痛みを増強させないよう、患者と相談しながら麻痺側をゆっくり動かすことができる」

 

 


この方法だと、振り返りが活かされる上に、目標のネタにも悩まなくて済みます。

 

 

 

これは、コツというよりも、実習での日々の目標の本来の考え方だと思って良いと思います。

 

 

 

毎日の振り返りによって、だんだんと技術が身につく。

 

 

 

↑こうなるために、日々行ったことをもとに、振り返りをして、その内容を次回に活かす、これが大切。

 

 

 

日々の行動目標の基本形は、「患者の特徴を踏まえて援助(具体的な項目)ができる」です。

 

 

 

 

1、何ができることを目指すのか

2、どんなことに注意してできるといいのか(どんなふうにできるといいのか)

 

 

 

 

 

1については、限りがあります。が、2については、毎日少しずつ変わります。2、を変えることで、一歩ずつ前に進める目標を設定できるようになると思います。(毎日同じ目標にはならないはずです)

 

 

 

目標のネタがなくて困る、、、というとき、その日に行った援助の振り返りを参考にしてみるといいです。^^

 

 

 

 

 

合わせてこちらもどうぞ。

>>>看護実習記録のここを指導者はチェックしてる〜振り返り編〜

 

 

 

 

 

 

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