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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

ゴードンの価値・信念パターンでは何をアセスメントするのか

 

 

 

 

 

 

価値・信念パターンをアセスメントするとき、いつも何を書いていいのかわからなくて困ります。

 

 

 

 

栄養とか、排泄とかに比べて、イメージしにくいパターンかもしれないですね。

目に見えないことが対象になっている、という意味では、余計に捉えにくさを感じるかもしれません。

 

 

 

価値・信念パターンについて、参考書ではこんなふうに解説されています。

 

 

 

ゴードンの価値・信念パターンをアセスメントする目的は、

健康に関連した意思決定と行為の基盤を理解すること

 

照林社「ゴードン博士の看護診断アセスメント指針 よくわかる機能的健康パターン」より

 

 

 

 

健康に限らず、何かを決断したり、実際に行動したりするとき、この「決断」や「行動」の根底には、本人の価値観があります。

 

 

 

価値観;何を大切にしているか、絶対にゆずれないことは何か、というとイメージしやすいかもしれません。

 

 

 

決断や行動には、大切にしていること、絶対にゆずれないことなど(価値観)が反映される。

 

 

 

ということで、決断や行動などの結果だけではなく、その結果の背景にあるものも把握しよう、というのが、価値・信念パターンをアセスメントする理由です。

 

 

 

という、価値・信念に、なぜ注目する必要があるのか。

 

 

 

こうした個人の価値観は、その人の日常生活行動や健康行動、また生や死についてのその人の選択に大きく影響すると考えられているからです。

 

ヌーベルヒロカワ ゴードンの機能的健康パターンに基づく看護過程と看護診断 より

 

 

 

 

背景も踏まえたうえで、決断や行動を見たり、捉えたりすることで、対象にあった看護の関わり方を検討しやすくなる、という考え方です。

 

 

 

 

 

 

 

アセスメントとは、状態を判断すること、です。

 

 

 

価値・信念パターンのアセスメントをする、ということは、どんな価値観、どんな信念を持っているのか。その価値観や信念は、その人の健康にどのように影響しているか。を判断する、と考えて良いと思います。

 

 

 

試しに、自分の価値・信念パターンをアセスメントしてみるといいかもしれません。何を大切にしていて、何は絶対に譲れないか。そして、これらの価値観・信念によって生じている健康に対する考え方、実際の生活、健康管理って、どんななのか。

 

 

 

こんな私が病気になったら、こんな私が入院することになったら、こんな私が手術を受けることになったら、こうしてほしいなぁ。これはやめてほしいなぁ。これは我慢できないなぁ。こうしてくれるとうれしいなぁ。

 

 

 

↑これが、価値・信念パターンを踏まえた看護のヒント、ということになるのかな、と思います。^^

 

 

 

アセスメントも、看護過程も、最終形が「記録」になるので、何を書けばいいのか、どのように書けばいいのか、ということに注目してしまいがちですが、大事なことは「なんのために、それをするのか?」目的を理解することです。

 

 

 

なんのために、価値・信念パターンをアセスメントするのか。

あなたの言葉で目的を表現することで、この先「何を書けばいいのか」と迷うことはなくなっていくでしょう。^^

 

 

 

 

 

 

>>>ゴードンの価値・信念パターンでは何をアセスメントするのか〜逆説編〜

 

 

 

 

 

 

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