看護実習の悩みが解決しないとき●●な話ほど要チェック
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
学生さんと話していて、思い出したことがあります。
容疑者を目撃した人に、警察官が伝える、あのセリフ。
突然、なに?
と、驚かないでください。苦笑
「なんでもいいから、
どんなささいなことでも、
思い出したら、教えてください」
実際は、わかりませんが。苦笑
テレビとか、映画とかでよく聞く、あのセリフ。
ポイントは、
「なんでもいい」
「どんなささいなことでもいい」
これを言わないと、相手は、警察官に伝えることを、無意識に「選んでしまう」から、なんですよね。
これは、関係ない、とか、
これは、別に重要じゃない、とか。
自分で決めてしまわないで、全部教えて、ということ、なんだと思うんですが。
*
なんの話かというと、
実習記録が書けない、
看護過程を展開できない、という
お悩み相談をお受けするとき、
私も、これに似たセリフ、言うんです。
指導者や教員のセリフの中に、
あなたの課題が隠れていることがあるから。
指導者や教員のアドバイスの中で、あなたが、大事だと思って記憶していること、メモしていること、以外のところに、注目したほうがいいことが、潜んでいることがあります。
それを探るために、
「なんでもいいから、
どんなささいなことでも、
思い出したら、教えてください」
これを伝えます。
びっくりされるかもしれませんが、ほとんどの場合、ご相談の最初に、カギとなるセリフは出てきません。
つまり、学生さんご本人が、大事だと思っていないところが、指導者や教員にとって、いちばん伝えたかった大事なことだったりするわけです。
人というのは、「わからないこと」をスルーします。
自分に関係のないことだと、認識するんですね。
指導者や教員のアドバイスや話を聞いて、
「そういうことなんだ!」
としっくりくることに比べて、
「なんで、そんなこと聞いてくるんだろう」
みたいなことは、ふわ〜っと消えて
なくなってしまう可能性大です。
そこに、カギが潜んでいるのに・・・。
そう思わないから、忘れてしまうわけなんですが。
なんで、聞かれたのか、わからない。
なんで、言われたのか、わからない。
そんな、なぞなコメント;興味のない話ほど要チェック。
チャンスがあったら、確認してみるといいかもしれません。
「これは、このことをもう一度確認したほうがいいってことですか?」みたいな確認に対して、
「違うよ。そうじゃなくて、かくかく、しかじか・・・」と勘違いと、大事なことの、両方に気がつけるかも。
*
これ、立場が変わっても、同じことが起きます。
あなたが、患者さんに何かを聞くとき、
患者さんご自身が、
「これは、言わなくてもいっか」と思って、言うことと、言わないことを選んでいる可能性がある、ということ。
聞き方、
促し方、
気にしてみてくださいね。
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