実習記録に教科書の内容を写すということ〜看護実習編〜
色々と調べた結果、やっと見つけた看護計画を、実習記録に書いて「これ、教科書写してるだけだよね」と指摘されると・・・教科書を写すということが「悪い」ので、写すという方法は「いけない」と考えてしまいがち。
指摘をした人によって異なる「意図」があるかもしれないけれど、個人的には、教科書は勉強するためにあるわけなので、どんどん使えばいいし、必要なら引用して使えばいい、派です。
ただ、実習記録を書くために使う場合、「必要な部分を抜き出す」ということが大事。
教科書に載っている看護計画を、受け持ち患者さんに対応させたい場合、教科書に載っている看護計画を「参考に」しますね。
「参考にする」というのは、受け持ち患者さんに当てはまる部分を抜き出して、当てはまらない部分は抜き出さない、ということ。
↑ここがカギ。
これを考えないで、どれもこれもごちゃまぜで「写す」、これがいわゆる「丸写し」になるわけですが。内容を十分に吟味することなく、全部丸写ししてしまうことは、ちょっと待ったをかけたいわけです。
なぜなら、受け持ち患者さんに当てはまるものも、当てはまらないものも、ごちゃまぜになっているということは、受け持ち患者さんに必要なものはどれか、を判別できていない、ということだから。
「教科書の丸写しだよね」というコメントが意味しているところは、この点であることが多いです。
教科書を写すことが悪いということではなくて、教科書に書いてあることが間違っていると言っているわけでもなくて、抜き出した内容が、受け持ち患者さんにあっていないよ、ということを指摘していることが多いのでは、と。
ですので、「教科書の丸写し」を指摘されたからと言って、ゼロから全部を書き直す必要はありません。受け持ち患者さんの状態や状況と合わせて、当てはまるものを確認していくとよいでしょう。
どれが当てはまるのか、どれが当てはまらないのか、を判別する方法については、>>>こちらから。