身近な人にほど相談できないことがある
深刻であればあるほど、自分にとって大切なことであればあるほど、身近な人には相談できないこともある。
「相談できない」というと、プライドが邪魔をしているとか、コミュニケーションスキルが未熟だとか、思いつく「原因」は色々あります。
言われてみれば、それが原因なのかもしれないですし、そうではないこともあるかもしれません。
かくいう私も、相談が苦手なひとりです。ただいま、相談の修行中です。
「なんで相談できないんだろう」自分なりに考えてみました。先ほど挙げたような原因が当てはまるようにも思います。その一方で、それだけでもないような気もするのです。
じゃ、他は何?と聞かれると、はっきりとした答えが見つからないのですが、相談するという経験不足ともいうのでしょうか。
・いつ
・誰に
・何を
・どんなふうに
相談したらいいのか、よくわからない、というか。
「まずは、自分でできるところまで、やってみよう」という考えがあるのかもしれません。っで、それがどこまでなのかがわからず、続けているうちに、相談のタイミングがわからなったり、失ったり。
ただ、相談できることもあるんですよね。相談できることと、できないことの違いって、なんだろうって考えてました。
私の場合、なんですが、相談するほどのことでもないと思えることのほうが相談しやすい。笑 聞いてもらっている人には、失礼な表現になるかもしれませんが。
深刻で、自分にとって大切なことほど、人に話せないような、なんだかそんな気がします。なんだろ。大事ゆえに、怖いのかもしれません。相手の反応が。
どこかで、これは自分の問題だから、自分で解決しないといけない、と思い込んでいるのかもしれません。どれもあるように思います。何か、あるんでしょう、きっと。私の中に。
っで、思ったんです。学校や実習でのことを、学校の関係者に相談しにくいってのは、私のケースに似てるんじゃないかと。
学校の課題のことであれば、課題についても、学生さんについても事情をよく知る先生に相談した方が遠回りをしなくて済みます。
実習であれば、担当の患者さんのことをよく知る看護師に相談した方が、的確なアドバイスをもらえる可能性は高いです。
でも、それをわかっていながら、インターネットで検索したり、相談・質問サイトに投稿したり、と第三者に相談する、というのは、そこに相談のしやすさ、があるのかも、と。
その理由は、安心かもしれないですし、気軽さかもしれません。お互いよく知らないからこその、先入観のない状態への期待みたいなものもあるかもしれません。
これを「弱さ」と片付けてしまうのは、なんだか乱暴な気がして。
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相談することが気にならない人には、何グダグダ言ってんの?そんなの言い訳でしょ? という話に聞こえるかもしれません。苦笑
ただ、誰にも相談できないことの辛さ、苦しさを想像すると、なんとも言えない気持ちになります。「いつでも相談してくださいね」こう言われて相談できる人は、きっととっくに相談してます。
もう、自分ひとりの力ではなんともならないことはわかってる、けど相談できない。苦しいですよね・・・
もし、ひとりで抱えきれないと気がつかれているのだとしたら、今が相談のタイミングのように思います。
相談にのってもらう人は、あなたが心から信頼している人。
「聞いて欲しいことがあって」と話を切り出したら、体も心も全部あなたに向けて話を聞いてくれる人。あなたがそう感じる人。
あなたが進んでいきたい道を、すでに先に歩いている人。
あなたは、一人で頑張る努力ができる人です。大丈夫。あなたを大切に思い、あなたの相談を聞いてくれる人を、あなたならきっと見つけることができると思います。
もし、あなたの大切な人が「誰にも相談できなくて」何週間も、何ヶ月も悩んでいることを知ったら、話してくれたらよかったのにって、気づいてあげられなくてごめんって、そんな気持ちになるのだとしたら、
あなたのそばにいる、あなたの相談を聞いてくれる人も、そんな気持ちになるかもしれません。そんなふうに思ってくれる人が、きっといるはずです。あなたなら、きっと見つけることができます。^^