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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

周手術期のアセスメントのはずせないポイント

 

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

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周手術期の看護過程のサポートをすることがあるんですが、よく思います。

 

 

 

サポートする人は違うのに、ほとんど同じことを伝えている。

 

 

 

ということは、ある程度異なる条件があったとしても、大事なポイントというのは、同じだということです。

 

 

 

「周手術期の看護過程」というと、展開が速くて大変、というイメージがあるかもしれません。(そう、先生から言われ続けているかもしれません。苦笑)

 

 

 

確かに、展開が速いのは、間違いなないのですが、それだから大変なのか、というと、そうでもなくて。

 

 

 

観察することはたくさんありますので、「実践」という意味では、大変かと思います。

が、「記録=知識」の部分に関しては、内科の患者さんよりもむしろ、経過はパターン化されています。

ので、骨組みとなる部分を押さえることができれば、記録に関する苦労は半減します。

 

 

 

では、「骨組みとなる部分」というのは、何か、というと、

 

・術後の合併症とはなにか

術式や、麻酔の種類を踏まえた、一般的な術後合併症とは

・それぞれの合併症は、何が影響して(原因で)どの時期に起こりやすいのか

・これらを踏まえて、術後は何を観察するのか、何をケアするのか

 

 

この3つです。

 

 

 

これを事前に学習をして、この内容を、アセスメントに反映させる。そうすることで、周手術期の特徴を踏まえたアセスメントになります。

 

 

 

周手術期の看護過程の特徴は、術前の情報をもとに、術後の状態まで含めてアセスメントをする点です。

 

 

 

つまり、術前の患者さんを受け持ったとして、術前の情報をもとに、術前の状態だけを判断していたとしたら、それはアセスメントとして「不足」していることになります。

 

 

 

なので、術前の情報をもとに、術後の状態についてもアセスメントしましょう、ということになるわけなのですが、これは、「術前の情報」だけでは、作業ができません。

 

 

 

ほかに何が必要か、というと、「術後合併症に関する知識」です。

 

 

 

術後どうなるのか、がまったく想像できなければ、術後の状態をアセスメントできないのは当然です。

 

 

 

術前に、術後の状態を予測する(アセスメントする)そのためには、「術後の合併症に関する学習をしていること」が大前提です。

 

 

 

>>>周手術期の事前学習をアセスメントに使う

 

 

 

 

 

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