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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護実習記録これで合ってるのかなと不安になるとき

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

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そこで不安になる感覚、正しいです

 

実習記録を書いていると、なんとか書き終わった後に「これでいいのかな、これであっているのか」と不安になることがあります。

 

 


それは、ある意味、正解。

 

 


こういう不安がわく、ということは、これでいいのかどうかを判断できるだけの基準や力が、まだ十分に備わっていない、ということ。

 

 


まさに、学ぶ立場であることの表れであり、特別なことではなく、どんな学生さんにも起こりうる普通のこと。

 

 


ということに、納得すると、あることに気がつくと思います。その「あること」とは?

 

 

 

 

よく考えると当たり前すぎる矛盾


これで良い!と判断できるだけの基準や力が未熟

なので、これでいいのか判断ができない

 

 

 


という因果関係があるのだとしたら、これでいいのか自信がないので提出できない、という結論は、大不正解。

 

 


なぜなら、ひとりで悩み続ける限り、判断できるだけの基準や力は手に入らないから。

 

 


これで良い!と判断できるだけの基準や力が未熟

なので、これでいいのか判断ができない

だから、相談する

 

 

これが正解。
新しい情報や、角度を変えた見方などのアドバイスをもらうことで、判断の基準がわかるかもしれません。ひょっとすると、自信がない不安な内容は、それで十分オッケーな内容なのかもしれません。

 

 

 

今の内容のままで良いのか、追加や修正の必要があるのか、それが判断できなくて困っているのです。

 

 

 

判断できるだけの基準や力がないために、判断できなくて、困っているのなら、判断できるだけの基準や力をつけることが解決策のはずです。それをつけないまま、「なんとか判断しようと、がんばる」というところに、実は矛盾があります。

 

 

 

「相談する」ときに、そろえておきたい条件は、3つ。

 


結論とその結論になった理由、そして、判断に困っていること、の3つです。

 

 


アセスメントにしても、看護問題にしても、看護計画にしても、なぜ、あなたはそう考えたのか、ここを明確に伝えることが重要です。

 

 


結論があっているかどうかだけを相談しても、解決にはなりません。

 

 


なぜなら、なぜその結論になったのか、その理由が重要だからです。裏付けとなるあなたの考えの内容が妥当かどうかが、結論の妥当性に関係するからです。

 

 


こんなことはないかと思いますが、念のためお伝えしておくと、裏付けや理由がなく、「なんとなく、これかと思って」と看護問題を相談したら、多分「なんとなくじゃなくて、ちゃんと考えて」って言われます。。。

 

 


なんとなく、で判断していいのなら、資格はいりません。専門的な知識も、専門的な技術も使わず、感覚や気分で「これかな」と選べば良いです。

 

 


そうではなく、現在の状態、状況にもっとも適した判断、結論を出すためには、状態や状況をどう捉えたのか、ということがカギになるのです。

 

 


というわけで、「これでいいのかわからない」ときこそ、相談。

 

 


相談の際には、3つのことをそろえておくこと。

1、結論
2、その結論にした理由
3、困っていること(何に迷っているのか)

 

 

 


答えにたどりつかない悩みに、時間を奪われてしまわないように、「相談」をうまく活用しましょう。

 

 

 

 

 

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