看護実習記録これで合ってるのかなと不安になるとき
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
そこで不安になる感覚、正しいです
実習記録を書いていると、なんとか書き終わった後に「これでいいのかな、これであっているのか」と不安になることがあります。
それは、ある意味、正解。
こういう不安がわく、ということは、これでいいのかどうかを判断できるだけの基準や力が、まだ十分に備わっていない、ということ。
まさに、学ぶ立場であることの表れであり、特別なことではなく、どんな学生さんにも起こりうる普通のこと。
ということに、納得すると、あることに気がつくと思います。その「あること」とは?
よく考えると当たり前すぎる矛盾
これで良い!と判断できるだけの基準や力が未熟
↓
なので、これでいいのか判断ができない
という因果関係があるのだとしたら、これでいいのか自信がないので提出できない、という結論は、大不正解。
なぜなら、ひとりで悩み続ける限り、判断できるだけの基準や力は手に入らないから。
これで良い!と判断できるだけの基準や力が未熟
↓
なので、これでいいのか判断ができない
↓
だから、相談する
これが正解。
新しい情報や、角度を変えた見方などのアドバイスをもらうことで、判断の基準がわかるかもしれません。ひょっとすると、自信がない不安な内容は、それで十分オッケーな内容なのかもしれません。
今の内容のままで良いのか、追加や修正の必要があるのか、それが判断できなくて困っているのです。
判断できるだけの基準や力がないために、判断できなくて、困っているのなら、判断できるだけの基準や力をつけることが解決策のはずです。それをつけないまま、「なんとか判断しようと、がんばる」というところに、実は矛盾があります。
「相談する」ときに、そろえておきたい条件は、3つ。
結論とその結論になった理由、そして、判断に困っていること、の3つです。
アセスメントにしても、看護問題にしても、看護計画にしても、なぜ、あなたはそう考えたのか、ここを明確に伝えることが重要です。
結論があっているかどうかだけを相談しても、解決にはなりません。
なぜなら、なぜその結論になったのか、その理由が重要だからです。裏付けとなるあなたの考えの内容が妥当かどうかが、結論の妥当性に関係するからです。
こんなことはないかと思いますが、念のためお伝えしておくと、裏付けや理由がなく、「なんとなく、これかと思って」と看護問題を相談したら、多分「なんとなくじゃなくて、ちゃんと考えて」って言われます。。。
なんとなく、で判断していいのなら、資格はいりません。専門的な知識も、専門的な技術も使わず、感覚や気分で「これかな」と選べば良いです。
そうではなく、現在の状態、状況にもっとも適した判断、結論を出すためには、状態や状況をどう捉えたのか、ということがカギになるのです。
というわけで、「これでいいのかわからない」ときこそ、相談。
相談の際には、3つのことをそろえておくこと。
2、その結論にした理由
3、困っていること(何に迷っているのか)
答えにたどりつかない悩みに、時間を奪われてしまわないように、「相談」をうまく活用しましょう。