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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護実習で使える関連図おすすめ本〜病態関連図編〜

 

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

 

関連図の本も一冊持っておいた方がいいのでしょうか?

おすすめの書籍があれば教えて頂けると嬉しいです。

 

 

 

 

おさらい看護過程講座では、看護過程を展開する準備のための、事前学習をするとき、関連図を使うことをおススメしています。

 

 

 

オススメしている理由は、病態生理と看護を、セットで学習しやすいため、です。

 

 

 

事前学習の方法は、色々あるかと思います。限られた時間で、必要な課題に取り組むことになりますので、ストレスを感じにくく、成果を出しやすい、ご自身にあった方法がいちばんです。

 

 

 

関連図も、いろんな種類の参考書がありますので、どちらをご利用になられる場合も、一度お手にとってご覧になられることをオススメします。

 

 

 

どんなふうに使うのか、ということによって、異なるかもしれませんが、私が学生さんと一緒に学習をする時に、よく使う参考書をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

<一冊の中に、複数の疾患の関連図+看護が載っているもの>

 

 

疾患ごとに、参考書を探すのがめんどう、だという方は、1冊にまとまっているものがオススメ。

 

 

 

1、疾患別看護過程の定番 医学書院の「病期・病態・重症度からみた疾患別看護過程+病態関連図」

 

 

掲載されている疾患は、合計106。

一つの疾患につき、

・目で見る疾患;疾患の図解

・疾患の知識;病態生理、病因・増悪因子

・疫学・予後

・症状

・診断・検査

・合併症

・治療法

・看護

・看護過程フローチャート(どんな観察項目によって、どんな看護診断が導き出されて、どんな看護目標で、どんな看護活動を行うことになりそうか、の概要)

・基本的な考え方

・アセスメント視点と根拠・起こりうる看護問題(*1画像上)

・看護問題リスト

・看護問題の優先度の指針

・看護計画

・看護計画実施

・病期・病態・重症度に応じたケアのポイント

・看護活動のポイント など

・評価のポイント

・病態関連図と看護問題(*2画像下)

 

 

 

<↑わたし目線のプラスポイント>

何についてアセスメントするために、どんな情報が必要なのか、が整理されています。情報をとりっぱなしになることなく、【アセスメントをするために必要な情報】を集めることがしやすくなります。

 

 

 

 

>>>医学書院のサイトで、目次を確認できます。

 

 

 

 

 

2、疾患別看護過程の定番2 日総研の「意味づけ経験知でわかる 病態生理看護過程(上巻、下巻)」

 

 

上巻、下巻の2冊に分かれています。

上巻;循環器、呼吸器、消化器、内分泌代謝、脳神経、血液

下巻;腎・泌尿器、筋・骨格、眼、皮膚、耳鼻咽喉、小児、女性疾患、周産期、精神

 

それぞれ扱われている疾患は、>>>日総研のサイトで確認できます。

 

 

一つの疾患につき、

・病態生理

・例)急性心筋梗塞とは

・成因

・症状

・検査・診断

・鑑別診断

・重症度診断

・治療(*1画像上)

・合併症

・病態関連図(*2画像中)

・看護(*3画像下)

 

 

 

 

<↑わたし目線のプラスポイント>

くすりの作用副作用について調べるとき、副作用はどこまで把握しておけばいいのか、と相談されることがよくあります。くすりの専門書に比べて、作用副作用についてコンパクトに整理されていますので、前述の件についての悩みは解消しそうです。

 

 

 

 

<↑わたし目線のプラスポイント>

個人的に、こういうスタイルの病態関連図が見やすくて好きです。

(ただ、病態生理のみの図になっていますので、看護については、自分で追加する必要があります)

 

 

 

<↑わたし目線のプラスポイント>

観察項目、および実施する看護活動について、【なんのために、それをするのか】について説明されていますので、観察した内容にしても、実施した内容にしても、評価をしやすくなります。

 

 

↓こちらは、最新版です。

 

 

 

 

 

学生さん目線のやさしい病態関連図

 

 

プチナースシリーズ

 

 

 

 

<↑わたし目線のプラスポイント>

病態生理についての図解もやさしく、看護まで含まれています。ので、病態生理と看護をセットで学習するには、最適のつくりです。いちばんのオススメ。

 

ただ、図を読み取ることができないと、看護とのつながりが理解できません。図の中で示されていることが、何を意味しているのか、ということについては、その都度わからない点、疑問点などを教科書や参考書で確認する必要があります。

 

 

>>>照林社のサイトで、これまでのプチナースを確認できます。

 

 

 

 

その他補足的によく使う参考書

 

 

病態関連図が書ける観察・アセスメントガイド

 

 

 

心筋梗塞、心不全、のような、疾患別に病態関連図が解説されているのではなくて、【循環器系疾患】として、まとめられています。

 

 

 

受け持ち患者さんの疾患名で、既成の病態関連図を見つけるのがむずかしいとき、どの器官の病気なのかを確認できると、病態の概要を確認しやすくなります。

 

 

 

系統別に、こんな内容が含まれています。たとえば、循環器の場合、

・循環器系の構造と機能

・観察ポイントとアセスメントの根拠

・循環器系の関連図

・急性心筋梗塞の病態と観察ポイント

 

 

 

 

 

自分で描ける病態関連図

 

 

【病理学的変化別】に整理されています。

 

 

 

こちらもズバリな既成の病態関連図が見つからないとき、確認できる情報と、参考書内にある病理学的変化とを組み合わせて、病態生理の学習に使えそうです。

 

 

肺炎について、肺が炎症を起こしているので、こういう症状が起こる、というところの「そもそも、炎症ってなに?」を確認するときに、便利な参考書です。

 

 

こちらの参考書で扱われている「病理学的変化」は、以下の4つです。

・炎症

・腫瘍

・梗塞

・出血

 

 

 

 

 

病態生理の理解のための、解剖生理のおすすめテキスト

 

 

疾患について勉強していると、そもそも肝臓の機能って?、とか、代謝ってなに?とか、掘り下げて確認したくなることがあります。

 

 

 

そんなときに、オススメの参考書をご紹介。

 

 

1冊目は、↓こちら。

解剖と疾患と看護がつながる!ゼッタイ聞きたい さわ先生の人気講座

 

 

 

表紙にあるように

・基礎知識が身につく

・やさしい解説♪理解できるイラスト

・国試の出題例まで収載

 

という、すぐれもの参考書。

やさしい解説、ポイント高し、です。

 

 

 

 

 

 

2冊目は、こちら↓。

看護形態機能学ー生活行動からみるからだー

 

 

 

「生活」という点にフォーカスして、解剖生理について解説されています。

基礎については、この本で確認。ここから掘り下げて確認したいとき、他の参考書(その器官の専門書など)から、相性の良い解説を抜粋して、この本にひとまとめにしています。

 

 

 

解剖生理の基本を確認するときに、ひとめで見てわかるように、まとめています。(だいたい、苦手なところは、いつも同じだったりするので、なんども調べ直すことがないように、ひとまとめにしました。)

 

 

 

同じことについての解説を、いろんな本で見るよりも、なんどもなんども同じ解説、同じ図で繰り返し確認することで、少しずつ理解が深まります。私の場合、特に時間がかかるので、1回時間をかけて調べたことを、もう一度調べ直すことのないように、できるだけ自分が納得する形にして調べ学習を終了するようにしています。(めんどうくさがりなんですよね・・・。苦笑)

 

 

 

 

 

最新版は、こちら↓

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

オススメの関連図の参考書について。

 

 

・どんなふうに使いたいのか

・何を優先したいのか

など、使い方によって異なりそうですが、この疾患の場合、何がどうなっているから、この看護が必要なのか、ここを理解するための、病態生理の学習をする、ということを優先すると、

 

 

自分にとってわかりやすい、自分と相性の良い病態関連図+看護、が一緒になっているものがベスト

 

 

実際には、図の内容を理解するために、「自分にあった病態関連図+看護」が一緒になっているもの、と、疾患についての解説が載っている教科書を、照らし合わせながら、病態生理と看護の必要性についてを学習する、という組み合わせで使うことが多かったです。^^ (私たちの鉄板パターンは、プチナース+教科書)

 

 

 

このパターンで用意できないとき、他にご紹介させていただいた参考書を組み合わせて使っています。

 

 

 

最初にもお伝えしましたが、何より「自分にとって、使いやすい」という点が大切かと思います。^^

 

 

 

 

 

 

 

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