看護実習記録ダメだしの恐怖に打ち勝つ
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
先日の「看護実習記録これで合ってるのかなと不安になるとき」の続きです。
言ってることはわかるし、そのほうがいいのもわかるんだけど、ダメだしされるかも、と思うと怖くて出せない。。。
今日は、そんな「ダメだしの恐怖」に打ち勝つための話です。
記録を提出して、OKをもらえるかもしれないけど、ダメだしももらうかも。この2つが天秤にかかっていて、どちらを優先すればいいのかわからないので、困っているのだとしたら、下の比較を見てみてください。
本来相談するべきタイミング(提出期限前)に、記録を提出したときと、記録を提出しなかったときの、指導者さんの反応の可能性を比べてみました。
記録を提出したとき、内容に対して、ダメ出しをもらわない可能性、あり。
記録を提出したとき、内容に対して、ダメだしををもらう可能性、あり。
記録を提出しなかったとき、内容に対して、ダメ出しをもらわない可能性、あり。
記録を提出しなかったとき、内容に対して、ダメ出しをもらわない可能性、あり。
記録を提出すると、記録の中身に対して、ダメだしをもらわない可能性もありますが、ダメだしをもらう可能性もあります。
その一方で、提出しなかったときというのは、記録の中身を確認できないので、内容に対するダメだしはありません。この時点では、確かに「出さないことで、ダメ出しをもらわずに済む」というのも、わかります。
ただ、後になって提出された記録をみたときに、「なんで、あのときに相談しなかったんだろう」と思わせる内容だった際には、評価は3倍下がります。。。その理由は、
・必要なタイミングで、相談できなかったこと
・結果として、期限までに、妥当な内容になっていないこと
・この時点から追加や修正を始めるため、できあがりが遅れること
ダメだし覚悟で相談できていれば、ひょっとするとダメだしはもらわずに済むかもしれません。ダメ出しをもらったとしても、その時点から追加や修正を始めることができるため、期限になったときには、指導者さんも納得の内容になっています。
ダメだしから逃れたいという気持ちはわかります。。。一生懸命頑張ったのに、できていないと言われるのは、凹みます。ただ、だからといって、関わること自体を避けてしまうと、「認めてもらう」チャンスも同時に失うことになるのです。
ダメだしは、途中の結果、です。それが実習の評価になるわけではありません。大事なことは、ダメだしの後に、どう進んでいくか。止まらず進んで、ゴールにたどり着けばいいのです。
誤った認識によって、ダメだしを逃れることばかりに気を奪われてしまうと、結局ゴールにたどりつけなくなってしまいます。どこを追加して、どこを直せばいい、ということがわからないまま、進んでしまうからです。
あなたの頑張りを、正しく評価してもらうためにも、相談、提出のタイミング、間違えないでいきましょう。
(不思議ですよね。人間関係ができていると、指摘は「アドバイス」になり、人間関係ができていないと、指摘は「ダメだし」になります。学ぶ上での人間関係って本当に大事です。)