大人になって怒られるということ
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
今年に入って、新しく習い事を始めました。今年と言っても本格的に始めたのは、6月下旬。なので、3ヶ月なわけなんですが。
先日、おもいっきり怒られましてね。。。
やっぱり、凹みますね。。。
習っているのは、乗馬なんですが、何を怒られたのかというと、「自信がないときは、自信がないと言え」
インストラクターさんの監督のもと乗馬をしているわけですが、実際に馬を操っているのは私なので、私がやり方を間違えば、馬は言うことを聞きませんし、何より事故を起こす可能性もあります。
ので、インストラクターさんは、安全な範囲の中で、自由にいろいろと試させてくれるんですが、ボーダーラインを超えたときには、即行止めます。割ときつめに。
ただ、今回は、予想外のことが起こって、インストラクターさんが止めていることに、気付けなかったんですね。。。なので、しばらく止まらなかったので、がっつり怒られたわけです。。。
言うことをきかなかったわけでも、調子に乗っていたわけでもなくて、自分としては注意していたのに、危険な状況になって、かつすぐに対処できなかったことに、落ち込みました。。。
周りには、私と同じように乗馬を習っている人や、スタッフの人もいたりして、そんな中で大きな声で怒られたという恥ずかしさ、情けなさ、みたいなものもありました。
ただね、たった3ヶ月の経験です。うまくいかないことがあって、当たり前。なんでも思うようにいくだなんて、どんだけ自信過剰だって話です。そんなことは、わかっています。。。
間違えたから、言うことを聞かなかったから(聞けなかったから)怒られたわけではなくて、万が一事故が起きては大変だから、事故を防ぐために大きな声で怒ったんだ。そんなことも、わかっています。。。
人前で注意されたのが、恥ずかしい? 3ヶ月の初心者が何様のつもり? こうした環境があるから、安心してならえるんでしょ。そんなことも、わかっています。。。
どれも誰かから、言われたわけではありません。冷静に考えて、自分で気づいたこと。どれも、わかっています。
でも、やっぱり落ち込むものです。。。(←往生際が。。。)
ただ、おもいっきり顔面に落ち込み具合が出ていたんでしょうね。インストラクターさんは、すぐに気を取り直して、難度を下げて、レッスンを再開してくれました。
少しずつ、調子を取り戻していく私に、励ましの声をかけ続けてくれながら、ある程度の安定感を取り戻すまで、ずっと同じレッスンを続けてくれました。
「最後の15分は、とても良かったよ。今日の一件は、あなたのせいというよりも、クライド(馬の名前)の気分が乗らなかったことが大きいから、こんな日もあると思えばいい。ただ、自信がないときは、必ず言いなさい。馬の扱いは、練習すれば必ずできるようになるから。あとは、練習」といって、来週の予定を調子してくれました。
最後の挽回の機会に、救われました。あれがなかったら、落ち込んだまま家に帰り、もやもやしたまま、1週間を過ごし、不安なまま次のレッスンを迎え、緊張でふたたび失敗をする、という悪循環になりかねません。
実習も同じですね。
指導者さんや、実習担当の先生は、患者さんの安全、学生の安全を守るために、監督しています。ときには、厳しく注意をしなければいけないこともあります。
「自分は学生だから、注意されることがあっても、当たり前。学生のうちに注意してもらえる機会があってよかった」そんなふうに言い聞かせながらも、
それでも、やっぱり凹むな。。。というとき、
凹んだらいいです。思う存分。^^
無理に、ポジティブに!と言い聞かせなくてもいいと思います。
自分のこころに素直になって、落ち込んだらいいです。
この出来事を、自分の中で消化するために、必要な時間だと思うから。
失敗というのは、そこで終わってしまったら、ただの失敗です。
が、その失敗を乗り越えて、進んだ先に「成功」があるのだとしたら、その失敗は、成功までの「途中の出来事」でしかないのです。
むしろ、その失敗があったから、成功までの道のりが短くなったのかもしれないですし、成功の度合いが大きくなったということもあるかもしれません。その失敗がなかったら、その成功は手に入らなかったかもしれません。
失敗は、成功のもと。
昔の人は、いいことを言いますね。
失敗は「悪」ではありません。だからこそ、必要な時間をかけて消化することで、成功への道のりに光が射すのだと思います。
失敗は、内に秘めて、一人で静かに反省するよりも、人に話して、自分の正直な気持ちを出して、それに対していろんな考えをもらって、また自分を見つめ直すことのほうが、健康的に消化ができるような気がします。
うまく反省できればいいですが、多くの人は、自分を責め続けがちなので。
色々お伝えしましたが、頭のなかでわかっていても、怒られるって、やっぱり落ち込むけどね。笑
という話。