top > 実習がうまくいく学び方・教え方 > 紙上患者事例の看護過程はスタート前で決まる

Learning & TeachingThe Third Period

実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

紙上患者事例の看護過程はスタート前で決まる

 

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

 

 

 

学校の授業で紙上事例で看護過程の展開をするとき、事例が配られた後、事例を読む前に、するべきことがあります。

 

 

 

迷いに迷うグダグダの看護過程はぜったいに嫌だ!という方は、かならずこれを。

 

 

 

事例を読む前に、『病気のしくみ』を確認しましょう。

 

 

 

病気のしくみを確認するというのは、疾患の勉強ということなんですが、紙上事例が、糖尿病の場合は、糖尿病の勉強を、心不全の場合は、心不全の勉強を、肝硬変の場合は、肝硬変の勉強をしよう、ということ。

 

 

 

ここでいう、疾患の勉強とは、「病気をくわしく知る」ことが目的ではありません。

教科書をがっつり写すことでもありません。

 

 

 

その疾患の患者さんに必要な看護を理解する上で、必要な病態を理解する、ということです。←ここ重要。

 

 

 

例えば、心不全の患者の看護、について解説しているページを読むと、心不全の患者さんの場合、一般的に必要だとされている看護について、ひとつずつ説明されています。

 

 

 

が、これを覚えても意味がない。

 

 

 

心不全の患者さんの場合でも、教科書に載っている「看護」が当てはまらないことがあるからです。

 

 

 

では、覚えるのではなくて、どうすればいいのか、というと、「なぜその看護が必要なのか、理由を理解する」

 

 

 

「なぜ、その看護が必要なのか」その理由を理解するために、病態を理解している必要があるんです。

 

 

 

教科書に載っている「看護」が、受け持ち患者さんに当てはまるかどうか、これを判断するのに「病態理解」つまり、疾患の勉強をしておく必要があるということです。

 

 

 

なぜその看護が必要なのかがわかる=病態理解ができる、という勉強ができることが、なぜ紙上患者さんの事例展開に有利なのか?

 

 

 

  • あがってくる可能性の高い看護問題を予測できる
  • ので、どんな情報に注目すればいいのかわかる
  • 何より、事例を読んでいて、書かれている内容の意味がわかる

 

 

 

何の知識もないまま、事例を読みだしても、何が大事なのかもわからなければ、何を言っているのかもわからないことも少なくありません。

 

 

 

それは、読んでいるというより、むしろ目で文字を追っているだけ。。。

 

 

 

こうして最後まで読み終えたとき、きっと、途方にくれます。

「っで、どうしたらいいわけ?」と。

 

 

 

事例を読むのは、その患者さんに必要な看護は何かを判断するためです。

事例で看護過程を展開するというのは、紙に書かれている情報をもとに、患者さんに必要な看護は何かを判断する、ということです。

 

 

 

読み切ることがゴールではありません。

読みながら、必要な情報を取り上げて、その情報をもとに、患者さんはどんな状態で、だからどんな看護が必要なのかを判断する、ここがゴールです。(実際には、もっと先がありますが)

 

 

 

なのだとしたら、「ただ読む(目で文字を追っている)」だけでは、先に進めません。

 

 

 

準備されたゴールにたどり着くために、紙上患者事例の看護過程は、いきなり事例を読み始めないこと。

 

 

 

疾患がわかったら、まずは疾患都その看護をチェック。

遠回りのようで、間違いなく近道ですから。

 

 

 

こちらも合わせてどうぞ >>>教科書を使って看護を学ぶときのよくある勘違い

 

 

 

 

PAGE
TOP