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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護アセスメントができない人が忘れていること

 

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

 

 

 

看護過程におけるアセスメントとは、対象の状態を判断すること。

 

 

 

もう少し補足すると、看護過程におけるアセスメントとは、対象が、看護介入が必要な状態なのかどうかを判断すること。

 

 

 

っで、看護介入が必要な状態である、と判断したとき、「では、どんな看護介入が必要なのか」「それは、いつ、どんなふうに行うといいのか」などを検討する(看護計画立案、実施)、という具合に続いていきます。

 

 

 

そこにつながっていくために、まず、対象は今どのような状態なのか、を判断する必要がある、ということですね。

 

 

 

どういう状態なのか、どういう状況なのかがわからないまま、看護介入が必要なのか、どんな看護介入が必要なのか、は判断できません。

 

 

 

想像してみてください。

あなたのお宅に、海外から留学生が来ることになりました。依頼人から「では、明日留学生が、お宅にうかがいますので、お世話をお願いします」と頼まれました。あなたは、留学生をお世話するために、何を準備しますか?

 

 

 

状況によるでしょ? と思われた場合、その通りなんです。どこの国の留学生なのか、年齢はいくつなのか、性別は?どれほど日本語を理解できるのか、留学の経験はあるのか、状況によって、お世話の種類も程度も変わってくるはずなんです。

 

 

 

これと、同じ。

対象(相手)の状況がわからなければ、どんな看護が必要なのか、はわかりません。

 

 

 

どういう状況なのか、どういう状態なのかがわかったうえで、看護が必要なのか、必要な場合は、どんな看護が必要なのか、を検討できる、というわけです。

 

 

 

どんな看護を行う必要があるのかを判断するために、前半の部分「どういう状況なのか、どういう状態なのか」を判断する。これが、アセスメントをする、ということになります。

 

 

 

栄養において、看護介入が必要かどうかを判断するためには、どんな栄養状態なのかを把握する必要があります。

活動において、看護介入が必要かどうかを判断するためには、どんな活動の状況なのかを把握する必要があります。

コーピング・ストレス耐性において、看護介入が必要かどうかを判断するためには、どのようにコーピングしているのかを把握する必要があります。

 

 

 

アセスメントがうまくできないとき、アセスメントだけに注目して、書き方、やり方をなんとか学ぼうとしがちです。

 

 

 

が、それよりも大事なことは、「なんのためにアセスメントをするのか?」アセスメントをする目的を理解することです。

 

 

 

アセスメントの目的は、対象(受け持ち患者さん)に必要な看護は何かを判断するため、です。そのために、アセスメントという作業によって、現在対象(受け持ち患者さん)が、どのような状態、状況なのか、を知る必要があるんですね。

 

 

 

↑ここ、とても大事です。この大事な点を忘れて、書き方、やり方に振り回されて、言われた通りに直しているのに、完成しない、言われた通りに直せるけど、次のアセスメントでは、また同じダメ出し、、、という状況に苦しむ学生さんをたくさん見てきました。

 

 

 

看護過程におけるアセスメントとは、対象の状態を判断すること。

 

 

 

なんのために、対象の状態を判断するのか?

これが理解できて、意識しながらアセスメントができることで、ずれた方向へずんずん進んていってしまうことは、なくなります。^^

 

 

 

 

>>>看護過程における「アセスメント」とは

 

 

 

 

 

 

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