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03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護実習で指導者が求めていることがわからない理由

こんにちは、ローザン由香里です。

 

 

 

 

 

実習で指導者や教員が求めていることがわかりません、というご相談をいただくことがあります。

 

 

 

相手に求められていることがわかれば、そこを目指して、何をすればいいのかがわかる。けれど、何を求められているのかがわからないので、何をしたらいいのかわからない。ここで、ぐるぐる巻きになっているのだと思うのですが。

 

 

 

がっかりさせてしまうかもしれませんが、相手が求めていること、というのは、その相手にしかわかりません。

 

 

 

だからこそ、相手が求めている「答え」を見つけようとすると、振り回される、ということが起こるのだと思います。その人にしかわからないことを、全く別人の「私」が、想像で探そうとするからです。

 

 

 

求められていることを知りたい理由が、相手が求めている「答え」を知りたい、ということである場合、

 

 

 

学校で習った方法で見つけた答えであっても、

指導者から教わった見つけ方であっても、これがたとえ、学校で言われる答えの正しい見つけ方であったとしても、

結果として、指導者が考えている「答え」を出せなければ、「求められていること」には、たどり着けなかった、ということになります。

 

 

 

例えば、カレーをつくるようにお題を出されて、レシピも渡されて、そのレシピ通りにカレーを作ったとします。

 

 

 

できあがるのは、カレーです。でも、相手が想像していたカレーと違えば、それは「求めていたカレーではない」ということになります。レシピ通り作ったのに。

 

 

 

相手が求めているカレーは、どんなカレーなのか、を知りたければ、それは、相手に聞くしかありません。

 

 

 

準備の段階から確認することがあるかもしれないですし、作っている途中で味見をしてもらうことになるかもしれません。

 

 

 

何が言いたいのか、というと、学校で習ったとおり(レシピどおり)にやったけれども、それによって出来上がった「結果」は、ある場面では「正解であり」ある場面では「正解ではない」ということが起こる、ということです。

 

 

 

学校で習うやり方、というのは「基本」と呼ばれるもので、どんな場面においても通用する確率の高いもの、と捉えて良いと思います。

 

 

 

通用する確率は高い、けれど100%ではないのです。それを扱う私たちも人間で、それを受ける相手も人間である以上、100%確実にゼッタイうまくいく方法なんていうものは、ありません。

 

 

 

Aさんに行なった方法が、Bさんには合わなかったり、昨日、Aさんに行なった方法が、今日のAさんには合わない、ということがあります。人間は、唯一無二の存在であり、同じ人であっても、生きている限り、一瞬たりとも同じ状態であることはないためです。

 

 

 

だからこそ、「相談する」というスキルが重要になります。

 

 

 

私たちは、小学校、中学校、高校と、あるひとつの正解に、速くたどり着けることが良い、とされてきました。

 

・唯一の正解があるという前提

・正解を出すまでの時間は速ければ速い方がいい

 

 

 

これらの条件を満たさないことは、不正解なのと同じ、そんな気持ちになるのかもしれません。

 

 

 

おさらい看護過程講座受講生さんからの、ご感想を紹介します。

 

 

 

相談できるスキルを伸ばそうという文章にみ心が動きました。


今までの私は自分が行っている作業は何のための作業なのか理解しないまま進んでいたので、自分が行っていることは正しいことなのか間違っていることなのかもわからず、、、むしろ疑問にすら思わずにいました。

 

この為、情報の整理ができず自分がわかっていないことに気が付きもしていなかったのだと思います。この為、相談するレベルにも程遠い状態でありました。

わからないことを相談できるために、自分は何がわからないのか、自分の弱点は何かを見つめることから始めたいと思います。


領域別実習も残り2つ、あとは総合実習。。。今さらと教員に思われるのではないかという心の弱さから自分の弱点を中々見つめられていなかったです。

 

私は社会人の為、しっかりしていて当たり前、出来て当たり前と思われているところがあるのではないかという不安やプライドが大きく出ていたと思います。怖いですが、そうではなく相談できるスキルを伸ばす為にも自分自身を見つめ直したいと思います。

 

 

 

 

 

 

看護において、答えはひとつではありません。つまり、唯一の答えを探そうとするのは、「そもそも、ないもの」を探すことになり、いつまでも見つからないのです。

 

 

 

実習の目的は、患者さんにあった看護ができることです。

 

 

 

途中、患者さんの状態や状況に合わない、いわゆる不正解な答え(考え)を出したとしても、その答えが患者さんに合っていないことに気づいた上で、患者さんに合うように変えていけばいいのです。

 

 

 

こうした経過をたどるために、「相談」というコミュニケーションが必要になります。

 

 

 

最終的に、相手が求めているカレーにするために、材料についての相談、手順についてのこだわりの確認、途中の味見など、微調整をすること。これが、求められていることにたどり着くための「相談」に当たるのかな、と思います。^^

 

 

 

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