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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護アセスメントよくあるお悩み〜思い込み分析〜

 

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

 

 

 

あるひとつの症状について、Aが原因である、と思い込んでしまって、他の可能性を考えることができませんでした。

 

 

 

 

そう、思い込んでしまっているとき、というのは、他の情報が入ってきにくいです。そもそも、探していないので、入ってくる隙がないんですよね。

 

 

 

ひょっとしたら、「他の原因」に気づくチャンスはあったのかもしれませんが、他に原因がある、ということすら考えていなかったりすると、そこは素通りしてしまいます。

 

 

 

アセスメント(分析)にかぎらず、普段の生活の中にも、同じような状況があります。

 

 

 

今度ランチに行くお店を見つけておいてと、友達に頼まれているとします。という状況で、街の中を歩いていると、きっと知らず知らずのうちに、ランチができるステキなお店はないかな、友達が好きそうなランチができるお店はないかな、とランチのお店を探すアンテナが立っていると思うんですね。

 

 

 

そうなると、探していなかったときには、素通りして気づかなかったお店を見つけたりするものです。

 

 

 

何かを探しているとき、というのは、探しているものに関する情報が、入ってきやすい、ということ。

 

 

 

このことを、踏まえて、探す必要があるときに、もう探さなくてもいい、と思い込んでしまわないために、アセスメントの分析という作業において、原因・要因を検討するとき、まず、【原因や要因は、ひとつではないかもしれない】ということを知っていると良いです。

 

 

 

つまり、ひとつの原因や要因を確認した後も、「これだけではないかもしれない」と仮説を立てる、ということです。そうすることで、「他にも原因があるかも」という意識でアンテナが働きます。

 

 

 

じゃぁ、いくつそろえれば、出尽くしたと判断できるのか、と言われると、数で判断するのはむずかしいです・・・。

 

 

 

私が、オススメしているのは、数ではなく、切り口の違いをヒントにする、という方法です。

 

 

 

切り口の違いというのは、代表的なものをあげると、5つあります。

 

 

・主疾患との関係

・治療との関係

・既往歴との関係

・発達段階の特徴との関係

・心理状態との関係

 

 

 

くわしくは、>>>こちらから。

 

 

 

大事なことは、原因や要因を、一つに絞ることではなく、原因や要因を、断定することでもなく、あげた原因や要因が、可能性として考えられるものであるか、←こう考えた、その考え方は妥当であるか、という点です。

 

 

 

思いついたものを、あげたわけではなく、適当にあげたわけでもなく、それらを「原因や要因になりうる」と判断した、その考え方(裏付け)は妥当かどうか、ここが重要です。

 

 

 

極端な例ですが、ふらつきの原因を探っているときに、「貧血が原因かもしれない」と考えたとします。が、患者さんの血液検査の結果から、貧血は認めない、のであれば、この患者さんに起きているふらつきは、貧血ということは影響しているとは言えない、ということになります。

 

 

 

原因・要因としてあげたものが、結果として正しいか、ということよりも、何をもって、それらが原因・要因になりうると判断したのか、ここが重要です。

 

 

 

なぜなら、この分析の結果は、個別性のある看護計画に反映する内容になるから、です。

 

 

 

 

 

 

>>>個別性のある看護計画にするために、アセスメント(分析)が必要な理由は、こちらから。

 

 

 

 

 

 

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