看護計画に個別性を出す3つのヒント
看護計画って、看護問題を解決するために「行うこと」を書きます。
受け持ち患者さんに「行うこと」をちゃんと書いているはずなのに、先生や指導者から、看護計画に個別性がないと言われて、個別性ってなによ。個別性のある看護計画って、どうすればいいの。と困ってしまっている、あなたへ。
看護計画って、よく「一般的な看護計画を、受け持ち患者さん用に、アレンジする」なんて言いますよね。
先日、学生さんからアセスメントの相談を受けている時も、そんな話になりました。
変えなくてもいいです。
アレンジする、というのは、手順を変える、ということではないんです。
どのように行うのか、方法をより具体的にする、ということ。
というと、細かく書けばいいのか、って話になってしまいがちですが、そうではなくて。
受け持ち患者さんの特徴を踏まえた、どんな点に注意して、何をどのように行うのか、を書く、ということ。
受け持ち患者さんの場合は、
・上肢に麻痺があるので、どうする?
・発熱しているので、どうする?
・意欲が低下しているので、どうする?
・点滴中なので、どうする?
「上肢の清拭をする」という援助ひとつとっても、麻痺がある場合とない場合、強い麻痺がある場合と、そうでない場合、痛みを伴う麻痺がある場合と、痛みはない場合、麻痺とひとくちにいっても、その状態は患者さんによって様々です。
という「患者さんならではの特徴」を踏まえると、何をする時、どんなことに注意して、どんなふうに行うのか、これが、患者さん用にアレンジする、ということです。
では、どんなことが、看護計画に反映できる「患者さんの特徴」になるのか。
1、身体的特徴(例;症状、発達段階の特徴、治療の影響など)
2、心理的特徴(例;心理状態、感情など)
3、患者さんの日課(例;リハビリ、面会など)
具体的に取り入れる方法について、>>>こちらの記事で紹介しています。