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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護アセスメントの書き方〜微妙な情報はどう捉えるといいのか?〜

 

 

 

 

 

患者さんの症状や、検査結果の値が「微妙」なとき、様子を見るとすればいいのか、看護問題にしたほうがいいのか迷うことがあります・・・どうやって判断するといいのでしょうか。

 

 

 

 

 

ありますよね。

ちょっとだけ基準値よりはみ出しているとか、明らかに問題ってわけではなさそうだけど、そのままにしておいていいとも断言できない状況。例えば・・・

 

 

 

 

動くと呼吸回数が増えて、息苦しさを認める。しかし、安静にすることで、呼吸回数は安静時の値に戻り、息苦しさも消失する。

 

 

 

 

 

文章だけ見て、自分に当てはめると、「まぁ、休んでおさまるなら、普通でしょ」とも捉えることができます。もちろん、可能性ということで言えば、「普通ではない」とも言えます。

 

 

 

 

これ、捉え方によって、その後の展開は違ってきます。

 

 

 

 

普通でしょ、問題ないでしょ、と考えれば、当然、看護介入は必要ない、という結論になるでしょうし、いやいや、問題でしょ、と考えれば、看護介入が必要だ、という結論になります。

 

 

 

 

では、どっちでもいいのか。

そんなわけはなくて。苦笑

 

 

 

 

どっちの結論になってもいいんですけど、その結論が妥当であることが大事。感覚的に、とか、普通は、とか、ってのはちょっと・・・。

 

 

 

 

では、どうすると妥当な結論を出せるのか。

 

 

 

 

微妙な値、微妙な症状を生じている原因を確認する。

 

 

 

現状というのは、何かしらの原因や影響因子によって生じた結果、です。

 

 

 

 

「あること」が原因で、微妙な異常値になっている。のだとしたら、

「あること」が減ったりなくなったりすれば、微妙な異常値は改善する可能性あり。

 

 

 

 

 

「あること」が原因で、微妙な症状が出ている。のだとしたら、

「あること」がそのままだったり、増えたりすれば、微妙な症状はそのままだったり、悪化したりする可能性あり。

 

 

 

 

 

このような現状になっている原因は何かが、を確認できると、その「原因」がどうなるかを頼りに、現状がどうなるかと予測する、という考え方です。

 

 

 

 

原因は断定できるものばかりではないかもしれません。その場合、可能性としての原因として、扱う必要があります。

 

 

 

 

 

 

アセスメントをするためには、病態理解は必須です。

 

 

 

 

心不全の場合、心臓の機能が低下して、何がどうなって、どんな症状が出るのか。

 

肝硬変の場合、肝臓の機能が低下して、何がどうなって、どんな症状が出るのか。

 

肺炎の場合、肺の機能が低下して、何がどうなって、どんな症状が出るのか。

 

 

 

病態理解ができていることで、「微妙な値」を「なんとなく」ではなく、裏付けをもって解釈できるようになります。

 

 

 

アセスメントの内容は、そのまま看護計画に反映されます。

 

 

 

適切にアセスメントができる=対象の状態を適切に判断できる、これができるからこそ、対象に必要な看護を、適した形で行うことができます。

 

 

 

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