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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護過程ができないと気づいたとき最初に確認すべきこと

 

 

 

 

看護過程の授業を受けて、グループワークをして、何が正解なのかよくわからないまま授業が終わり、不安いっぱいで実習を控えている今。

 

 

 


実習までに何かをしないといけないのは、わかるんだけど、何をしたらいいのかわからない・・・不安と焦りだけが募っていっているのだとしたら、最初に確認すべきことは、

 

 

 


看護過程のルールを確認すること。

 

 

 


看護過程、
最初の壁は「アセスメント」であることが多いのですが、アセスメントというのは、対象の状態を判断するということ。

 

 

 


様々な情報をもとに、看護介入が必要な状態なのか、必要ではない状態なのか、を判断します。

 

 

 


が、そこで「判断する」ということができないとき、何を探すのか?

 

 

 


ここが、迷路から抜け出せなくなる分かれ道。

 

 

 


どうしたら判断できるのか?
ノウハウ(know how)を探す?


何があれば、判断できるのか?
準備・前提として必要なものを探す?


そもそも、なぜアセスメントをするのか?
目的を確認する?

 

 

 


アセスメントができない、わけなので、
アセスメントのやり方、を探す。

 

 

 


が、正解のように思えますが、実はこれが落とし穴。

 

 

 

 

 


もっとも効率よく、パズルを完成させるには、完成形の「絵」を確認することは必須。

 

 

 


どんな絵になるのか知らないまま、いくつもあるピースを勘や気分で配置していては、パズルはいつまでたってもできあがりません。

 

 

 


むろん、「どんな絵ができるか、わからない。そこが楽しいのよ。うふ。」ということであれば、話は別ですが。苦笑

 

 

 


効率よく、パズルを完成させる、という場合、完成形を把握していることは大前提。

 

 

 


完成する絵は、これ。だと、

完成する絵がわかっているから、「こんな感じの赤いピースは、このあたりだよ」と教えてもらった時、あ「なるほど。そうやって、ピースを選んで配置していくんだ」ということがわかります。

 

 

 

 


もし、完成形を知らないで、「こんな感じの赤いピースは、このあたりだよ」と教えてもらった場合、

 

 

 


どんな絵になろうが、完成形に関係なく、「赤なら、ここ」という、勘違いなルールが成立してしまいます。

 

 

 


この場合、間違ったところに赤いピースを置いてしまうことになったり、赤いなんていう部分がないのに、赤いピースを探すことになったり。

 

 

 


まぁ、効率が悪いったら、ありません。

 

 

 


これが、アセスメントでいうところの、看護過程の全体を理解しないまま、書き方だけを教えてもらう、ときに起きます。

 

 

 


悲しいのは、教えてもらった本人は言われた通りにやっているのに、それが報われない、という点。

 

 

 


確かに、「こんな感じの赤いピースは、ここ」って言われました。

でも、それは「あの絵」の時だけなんです。

 

 

 


大事なことは、なぜ、そのやり方なのか?やり方と合わせて、理由がわかること。

 

 

 


そのためには、アセスメントのやり方でも書き方でもなく、まずは看護過程全体を理解することが必要なんです。

 

 

 

看護過程全体を理解するとは、看護過程のルールを理解する、ということ。

 

 

 


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