看護過程ができないと気づいたとき最初に確認すべきこと
看護過程の授業を受けて、グループワークをして、何が正解なのかよくわからないまま授業が終わり、不安いっぱいで実習を控えている今。
実習までに何かをしないといけないのは、わかるんだけど、何をしたらいいのかわからない・・・不安と焦りだけが募っていっているのだとしたら、最初に確認すべきことは、
看護過程のルールを確認すること。
看護過程、
最初の壁は「アセスメント」であることが多いのですが、アセスメントというのは、対象の状態を判断するということ。
様々な情報をもとに、看護介入が必要な状態なのか、必要ではない状態なのか、を判断します。
が、そこで「判断する」ということができないとき、何を探すのか?
ここが、迷路から抜け出せなくなる分かれ道。
どうしたら判断できるのか?
ノウハウ(know how)を探す?
何があれば、判断できるのか?
準備・前提として必要なものを探す?
そもそも、なぜアセスメントをするのか?
目的を確認する?
アセスメントができない、わけなので、
アセスメントのやり方、を探す。
が、正解のように思えますが、実はこれが落とし穴。
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もっとも効率よく、パズルを完成させるには、完成形の「絵」を確認することは必須。
どんな絵になるのか知らないまま、いくつもあるピースを勘や気分で配置していては、パズルはいつまでたってもできあがりません。
むろん、「どんな絵ができるか、わからない。そこが楽しいのよ。うふ。」ということであれば、話は別ですが。苦笑
効率よく、パズルを完成させる、という場合、完成形を把握していることは大前提。
完成する絵は、これ。だと、
完成する絵がわかっているから、「こんな感じの赤いピースは、このあたりだよ」と教えてもらった時、あ「なるほど。そうやって、ピースを選んで配置していくんだ」ということがわかります。
もし、完成形を知らないで、「こんな感じの赤いピースは、このあたりだよ」と教えてもらった場合、
どんな絵になろうが、完成形に関係なく、「赤なら、ここ」という、勘違いなルールが成立してしまいます。
この場合、間違ったところに赤いピースを置いてしまうことになったり、赤いなんていう部分がないのに、赤いピースを探すことになったり。
まぁ、効率が悪いったら、ありません。
これが、アセスメントでいうところの、看護過程の全体を理解しないまま、書き方だけを教えてもらう、ときに起きます。
悲しいのは、教えてもらった本人は言われた通りにやっているのに、それが報われない、という点。
確かに、「こんな感じの赤いピースは、ここ」って言われました。
でも、それは「あの絵」の時だけなんです。
大事なことは、なぜ、そのやり方なのか?やり方と合わせて、理由がわかること。
そのためには、アセスメントのやり方でも書き方でもなく、まずは看護過程全体を理解することが必要なんです。
看護過程全体を理解するとは、看護過程のルールを理解する、ということ。
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