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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護実習に役立つ関連図をいちから学ぶ〜治療・検査〜

 

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

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看護実習に役立つ関連図をいちから学ぶシリーズ

〜病態関連図の見方・書き方〜

〜ルールを守る〜 

  〜治療、検査〜 この記事

 

 

 

看護実習で書く「関連図(=看護を含む全体像)には、大きく分けて、3種類の項目が含まれています。

 

1、病態

2、治療、検査

3、(生活への影響および)看護

 

今回は、2つめの「検査、治療」について。

 

 

 

 

 

イメージで比較してみる

 

関連図のうちの、1、病態のみを示した場合の図のイメージは、こちら↓。

 

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その一方で、病態に「治療」が加わったものが、こちら↓。

 

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このように、病態と治療、検査との関係を、図に表していきます。

では、方法を確認していきましょう。

 

 

 

 

 

治療(処置)、検査を加えるための準備

 

教科書で、疾患について学習すると、かならず、その疾患の場合、どんな治療が必要とされているのか、どんな検査が行われるのか、について解説があります。

 

 

 

では、教科書で確認できた治療や検査は、関連図のどこに置けばいいのでしょうか? どこでも好きなところに書いて良いわけではありません。正しい位置に書くためには、ある大事な事を確認する必要があります。その大事な事とは?

 

 

 

治療(処置)や検査の目的を確認すること、です。

 

 

 

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上の「酸素療法」は、左心不全によって生じた肺うっ血が原因で、呼吸困難が起こっているというとき、呼吸困難による酸素不足を解消するために、酸素を投与する、という意味で、呼吸困難に矢印が向かっています。

 

 

 

つまり、呼吸困難を改善するための治療=酸素療法。

(厳密には、呼吸困難による酸素不足を改善するための治療)

 

 

 

同じように、右心不全の場合、全身の静脈系がうっ血することで、静脈圧が上昇しているとき、末梢に浮腫が生じるため、浮腫の改善目的で利尿薬が投与される、という意味で、浮腫に矢印が向かっています。

 

 

 

つまり、浮腫を改善するための治療=利尿薬。

(厳密には、利尿を図ることで、うっ血が改善された結果、浮腫が減る、なくなるというしくみ)

 

 

 

注意;参考書によっては、症状から→治療、という向きになっていることもあります。

 

 

 

大事なことは、それぞれの治療の目的を確認できていること。

何のためにその治療が行われるのか、がわからなければ、その治療が関連図のどこに位置するのかを確認できません。

 

 

 

何より、治療の目的がわからなければ、その治療に関連した看護ができません。→この話については、別の回でくわしく解説する予定です。

 

 

 

というわけで、関連図の中の、正しい位置に「治療」を加えるために、かならず目的をチェック!

 

 

 

続いて、検査。

 

 

 

基本は、「治療」と同じです。

 

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上の図の、黄色のモコモコの吹き出しが、検査の書き込み例です。

 

 

 

何のために、どんな検査をするのか。

目的に合う事柄のところに、検査を加えます。

 

 

 

 

 

医者でもないのに、検査や治療まで把握するのはなぜか?

 

 

看護過程を展開するための、疾患の学習では、かならず「病態、治療・検査、看護」をセットにします。

 

 

 

その理由は、患者さんに必要な看護を判断するために、実施するために、病態や、治療・検査を理解している必要があるからです。

 

 

 

心不全とは何で?何のために、どんな検査が行われて、心不全だと、何の目的でどんな治療が行われるのかを理解していないと、教科書に書かれている「心不全の患者の看護」の意味がわからないからです。

 

 

 

「疾患の看護」は覚えるものではありません。

 

 

 

その疾患だと、なぜその看護が必要なのか、その理由を理解していることが重要です。

 

 

 

なぜなら、理由がわからないと、教科書に書かれている看護が、受け持ち患者さんにあてはまるかどうかを判断できないからです。

 

 

 

というわけで、次回は、治療・検査と看護の関係について、確認します。

 

 

 

 

 

 

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