参考書から正しくアセスメントを盗む方法
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
看護の参考書だろうが、医学の参考書だろうが、使えるものは、どんどん使って、盗めるところは、どんどん盗みましょう。そのまま使える部分があれば、そのまま使えばよし。
そのまま使える部分を使って、注意を受ける本当の理由は、「参考書を写したから」ではなくて、「患者さんにあっていないから」です。
患者さんの状態や状況と照らし合わせることなく、そのまま、ただ写した場合、患者さんにあっていないことが含まれていたり、患者さんの場合には必要なことが含まれていなかったりします。そこを確認してないでしょ、という指摘をしてるのです。「ただ、写しただけ」ということを、注意してるんです。
それだと、その先にあるはずの、患者さんの個別性を出す看護計画につながらないから。
アセスメントのための、参考書からの正しい盗み方は、「中身ではなく、形(構成)を盗むこと」
書かれていることを、丸ごと写すのではなく、
・どんな内容が含まれていて
・どんな構成になっているのか
↑これを盗むことで、どんなアセスメントにも対応できます。
条件さえ、押さえておけば、ゴードンでいうところの異なるパターンのアセスメントであっても、ヘンダーソンでいうところの異なるニードのアセスメントであっても、型に当てはめていくという方法で、作業が進みます。
受け持ち患者さんにあっていれば、そのまま盗んでもいいのですが、その場合応用が利きません。何がどうなっているのか、しくみを把握していないので、再現のしようがない、からです。
再現のしようがないので、事例が変わればふたたび、そのまま盗めるアセスメントが載っている参考書を探す、という手間が生じます。
最初の1回、2回のアセスメントでは、この2つの方法(形を盗む、と、そのまま盗む)で行うアセスメントにかかる時間にさほど差は出ません。が、回数を重ねるごとに、だんだんとかかる時間の差は開いていきます。
探す手間にかかる時間はほとんど変わりませんが、型に当てはめるという方法は、慣れによってかかる時間を短縮できるからです。
参考書に載っている、わかりやすいアセスメント、
友達の書いた、整理された読みやすいアセスメント、
なんでもいいです。自分と相性がいいな、と思うアセスメントを見つけたら、
・どんな内容が含まれていて
・どんな構成になっているのか
これをチェックして、あなたの「アセスメントのテッパンのかたち」にするといいです。
骨組みさえできてしまえば、あとは、そこに当てはめるように、必要な事柄を入れていくだけ。
っで、結果、必要な内容を含む、アセスメントができあがります。
いろんなアセスメントを見て、自分でも何100回とアセスメントをして、もっともしっくりくる私の、アセスメントのテッパンの形は、こちら↓↓。
1つめの枠;解釈
2つめの枠;分析
3つめの枠;予測
4つめの枠;結論
私のアセスメントをご存知の方は、お気づきかもしれません。明けても暮れても、基本この形です。一度たりとも崩しません。(むしろ、崩せません。アドリブできず・・・笑)
アセスメントのかたちについて、くわしくは、>>>こちらの記事をご覧ください。
▼無料メルマガ<実習がうまくいく学び方>を配信しています。ご登録は無料です。ご不要になりましたら、解除していただけます。ご登録は、>>>こちらから。
▼おさらい看護過程講座;効率よく看護過程を展開する方法を学ぶオンライン講座
▼看護アセスメントマニュアル;アセスメントの手順を学ぶ動画教材
▼完全個別対応LINE(電話)サポート;なりたいあなたになるために、あなたに必要な課題を、あなたに合った方法でご提案します。