看護過程のアセスメントの方法〜テッパンのかたち〜
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
今回は、なぜ?を抜きにして、ずばり、テッパンの形をお伝えします。
対象の状態を判断する、とは?
アセスメントをする、とは、対象の状態を判断する、ということです。
では、対象の状態を判断する、とは、どういうことを言うのかというと、基本はこうです。
何が影響して、こうなっているのか(この状態、状況になっているのか)。その状態、状況は、看護介入をしないと、どうなるのか?
状態は良いのか?良くないのか?だけでなく、何が影響して(原因で)、現状になっていて、それは今後どうなるのか? これがセットになっている点がポイントです。
これらをセットにして、「状態を判断する」ということができると、なぜ良いのか?
看護計画に反映させることで、個別性のある看護計画を立てることができるからです。
対象の状態を判断する方法
何が影響して、こうなっているのか(この状態、状況になっているのか)。その状態、状況は、看護介入をしないと、どうなるのか?
これらを把握する具体的な方法は、というと、
1、情報を解釈する
2、情報を分析する
3、情報をもとに予測する
それぞれ、どういう意味なの?という方は、>>>こちらから復習できます。
この3つと、先ほどの図とを照らし合わせると、こんな感じになります。
「分析」という作業によって、なぜその状態、その状況になっているのかを確認して、
「解釈」という作業によって、現在はこういう状態、状況であることを判断して、
原因や現状を踏まえて、今後どうなるのか、という「予測」という作業をします。
つまり、この3種類の作業によって、対象の状態を判断する(アセスメントする)ことができる、ということです。
アセスメントを文章にする
アセスメントの中身、というのは、一般的には、分析、解釈、予測の3つです。
ですが、実際に作業を進める順序としては、解釈→分析→予測、にすると、スムーズに進めやすいです。
1、情報を解釈する;情報が何を意味しているのかを考える
2、情報を分析する;なぜ、1の状態、状況になっているのかを考える
3、情報をもとに、予測する;1、2、を踏まえて、今後どうなるのかを考える
かんたんな文章にすると、「情報から、こうなっていることがわかります。それはなぜかというと、これらがこんなふうに影響しているからです。この状態、状況に看護介入をしないと、こんなふうになることが考えられます。」こんな感じになります。
〜まとめ〜
・アセスメントには、3つの作業が含まれる
・3つの作業をすることで、個別性のある看護計画を立てることができる
・アセスメントの結論を文章にするときは、解釈→分析→予測、の順序でまとめると良い
まずは、このことをインプットしておいてください。
それって、つまり何をどうすることで、どんなふうに看護計画に使えるのか、については、>>>こちらから。
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