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Learning & TeachingThe Third Period

実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護実習でグダグダにならない報告をするには

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

 

 

要点を押さえて、必要なことをすっきりと、相手にわかりやすく伝える。

 

 

 

これができる人が、かっこよくて、うらやましくて、ですね・・・。

ナース1年生のとき、申し送りに本当に苦労しました。当時の様子は、>>>こちら。

 

 

 

 

報告をするときに、何を言いたいのか分からなくなり、指導者にも、何が言いたいのか分からないと言われます。

 

 

 

 

先ほどの記事の中でもお伝えしていますが、私は「マネ」から入って、ナース時代の申し送りを克服しました。

 

 

 

報告が上手な人というのは、報告をするための「準備」をされていることも多いです。

 

 

 

身近にいる報告が上手な人がしている「工夫」について、聞いてみるのも良いと思います。

 

 

 

それとは別に、相手が「何を言いたいのか、分からない」と感じる報告にしないためのポイントを4つ、あげてみようと思います。

 

 

 

 

自分が言いたいことはなにか? 

 

「自分が言いたいこと」が明確になっていない。

 

 

 

意外と、ここが落とし穴になっていることが多いです。

 

 

 

自分でも何を言いたいのか、がはっきりしていないこと、について、自分以外の誰かに伝えようとすれば、当然、「何が言いたいのか、わからなくなってくる」ということが起こりやすいです。

 

 

 

では、自分が言いたいことが明確になれば、報告として十分なのか、というと、実はそうではないんですね。

 

 

 

 

相手が報告してほしいことは何か?

 

実習でいうところの報告というのは、なにかしらの結果を伝えることが多いわけなんですが、何でも起こったことを言えばいい、のか、というとそうではありません。

 

 

 

自分が言いたいことを言う、のではなく、相手が知らせてほしいと思っていることを伝えることが重要です。

 

 

 

何のために、その報告をするのか?

 

 

 

↑実は、ここが一番大切。

 

 

 

報告を受ける指導者は、知りたいことがあって、それがいつ登場するか、いつ登場するか、と報告を聞いています。

 

 

 

っで、最後まで聞いて、受けた報告の中に「自分の知りたいこと」が含まれていなかったとき、

・それだけ?

・他には?

・っで?

 

 

私が知りたい、あれ、まだ報告もらってませんよ、という気持ちが、こんなセリフになって、出てくることがあります。

 

 

 

・午前中、発熱していて、解熱剤を使っている。というときの、午後の検温では、体温がどうなったのかを知りたいはず。のところで、検温の報告に、体温がどうなったのかが含まれていない、とか。

 

 

 

・全身清拭をするとき、受け持ち患者さんは、右上肢を動かすと痛みがある、ということなので、右上肢を動かす時、動かしてもらう時は、特に注意をして、どんな動きだと痛みが生じないのか、どんな動きだと痛みが生じるのかを確認しようね、と事前にアドバイスをもらっていた場合、全身清拭を行なった後の報告では、その点について聞きたいはず。のところで、「特に問題ありませんでした」と報告してしまう、とか。

 

 

 

多くの場合、報告したこと(内容)が間違っているわけではないのです。指導者が知りたいと思っていることが含まれていない、とき、先ほどのようなセリフが返ってきます。

 

 

 

何のために、その報告をするのか?

その報告によって、指導者は何を知る必要があるのか?

これによって、報告する内容が決まります。

 

 

 

 

もう一度報告できるとしたら

 

今日、うまくいかなかった報告を、もう一度見直す。

 

 

 

実習中は、時間との勝負です。

1回の報告に、ゆっくりと時間をかけていられません。

 

 

 

メモを整理する時間も、報告内容をまとめる時間も、十分にありません。という中で、報告の準備をして、実際に報告をしています。

 

 

 

ので、これを、実習時間外、落ち着いて見直すことのできる時間に、もう一度同じ条件で、報告できるなら、どんな報告にするだろう、ということを考えてみるんです。

 

 

 

焦っている時には気がつかなったアイデアが浮かんだり、実際に報告したからこそ、気づいたこと、などによって、報告内容が改善されていきます。

 

 

 

ここは、まとめたほうがいいかも。

この順番は、こっちが先の方がいいかも。

これは、いらなかったな。 などなど。

 

 

 

これを繰り返しながら、報告の「型」を作ってしまうといいです。

型さえできてしまえば、あとは、毎回それにあてはめるだけ。

 

 

 

これまでできなかったことが、明日になったら急にできるようになる、というのは考えにくいです。

 

 

 

何でうまく報告できなかったんだろう・・・ではなく、こういう報告ができるといいな、を頼りに、そのためには、どこをどう改善するといいだろう、と、改善策を検討できるといいかな、と思います。

 

 

 

 

 

声に出して練習してみる

 

 

最後に、報告も、他の看護技術と同じで、練習してみるといいです。

 

 

 

イメトレではなく、実際の場面を想像して、報告内容を声に出して、話してみるといいです。

 

 

 

なんとなく、こういうことを言いたいな、とか、

だいたい、こんなことをまとめて言う、のような、ざっくりした準備の場合、実際に声に出して話してみると、頭の中でイメージしていたようなことが、言えないことがあります。

 

 

 

本番さながらの、練習をするといいです。

 

 

 

そこまでしなくても・・・と思われるかもしれませんが、意外にこの効果は大きいです。

 

 

 

立って、メモ帳を持って、誰かに報告している場面を想像して、実際に報告内容を声に出して言ってみる。

 

 

 

報告も、繰り返しの練習で、必ずできるようになります。^^

 

 

 

プチナース2016年6月号の付録【実習での報告のしかた】必見!

 

 

 

 

 

 

 

 

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