看護過程のアセスメントのやり方の基本〜見本付き〜
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
看護過程における「アセスメント」というステップで、何をするのか、ということについて、>>>こちらの記事でお伝えさせていただきました。
今日は、アセスメントのできあがり(見本)を使って、アセスメントのやり方について、確認してみようと思います。
事例全体についてのデータ(情報)は割愛します。今回は、「形」を確認することにフォーカスします。
*ゴードンの枠組みを想定しています。
今回は、情報を分類する、という作業は省略しています。
>>>データ(情報)を分類する、について、くわしくはこちらの記事をご覧ください。
①気がかりではないデータ(情報)の解釈
データ(情報)の羅列にならないように、それぞれのデータ(情報)が何を意味しているのか、について確認します。
ここでいう解釈は、それぞれのデータ(情報)に対して、それらの意味=排泄器官は正常に機能している、と捉えることができます。
最初に情報の分類をして、もし、「気がかりではないデータ(情報)」しか、見当たらない場合、基本的には、このステップで終了です。
「気がかりなデータ(情報)」がある場合、次に進みます。
②気がかりなデータ(情報)の解釈
①同様に、データ(情報)の羅列にならないように、それぞれのデータ(情報)が何を意味しているのか、について確認します。が、実はよく見ると、こちらは羅列・・・苦笑。
自力での自然排便ができていない状況である、などが加わると、データ(情報)を読み取ることができているかな、と思います。
気がかりなデータ(情報)がある場合、次の分析に進みます。(こうして、次に進んでいくことを踏まえて、作業をする順序は、1、気がかりではないデータ(情報)、2、気がかりなデータ(情報)としています)
③気がかりなデータ(情報)をもとに分析をする
②で確認したデータ(情報)それぞれに対して、何が影響して、そのような状態、状況になっているのか、を確認する、ですね。
この場合、「なぜ、力を入れないと排便できないという状況になっているのか」さらに、確認した原因・要因に対して、さらに掘り下げて分析をしています。
なぜ、掘り下げてさらに原因・要因を確認したのか、というと、「力を入れないと排便できない」という状況を改善するために、何をすればいいのか、という点を具体的にできるから、です。
書き方は、表現しやすい方法で良いと思うのですが、私はひとつの型として、箇条書き、という方法を使っています。自分も相手も混乱しにくいためです。
④分析内容を踏まえての、今後の予測
ただの「今後の予測」ではなく、「分析内容を踏まえての、今後の予測」とお伝えしているのは、原因・要因が今後どう変わるのか、変わらないのか、によって、現状がどう変わるのか、変わらないのか、ということが決まるためです。
厳密には、アセスメント=対象の状態判断、であって、看護の内容は含まない、とされています。その場合、内容を丸ごと変える必要はなくて、例えば文末を「スムーズに排便できるよう介助が必要な状態である」とまとめてもいいと思います。(ただし、学校ごとの記録に関するやくそくごとがある場合は、それに従ってくださいね)
⑤結論
アセスメントの内容をもとに、アセスメントの視点にもとづいて、結論を出します。
*
今回、例としてあげた「できあがったアセスメント」は、見本であって、手本ではありません。苦笑
つたない表現、内容になっていますが、
・どこに、どんな内容が含まれるのか
・最終的に、どんな形になるのか
・文章、表現の例
など「形・構成」について、参考にしていただければ、と思います。^^
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