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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

意外と知らない看護アセスメントを始める前の準備

 

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

アセスメントとは、対象の状態を判断すること、を言います。

 

 

 

対象の状態を判断する、ための具体的な中身、というのは、>>>こちら。

 



1)解釈(判断)
2)分析
3)予測

をするわけなんですが、その前に。

 

 


情報を2つに分けます。

 

 

 

何と、何に分けるのか、というと、
・気がかりではないと判断できる情報と
・気がかりだと判断できる情報

 

 


この2つに分けます。

 

 


例えば、ゴードン。
栄養代謝パターンのアセスメントをするとき、結論が、栄養状態は良好である、として、看護介入の必要はない、ということを確認できるとき、

 

 

 

栄養状態が悪いとき、もしくは、悪くなりそうなとき、に比べて、アセスメントをしやすいと思うんですね。比較的。

 

 


食欲はあり、毎食全量摂取できている。
総蛋白、アルブミンは基準内である。
また、BMIは普通体重に該当することから、
消化吸収機能に問題はなく、
現在、適切な栄養摂取ができていると判断できる。


の、ような感じです。

 

 


これに比べて、
食欲がない、とか、
摂取量が少ない、減っている、とか、
総蛋白、アルブミンが低い、とか、

 

 


となると、先ほどのようには、まとまらないことになります。

 

 


情報が異なるので、当然、解釈も異なる、ということなんですね。

 

 


この2種類の情報を、ごちゃまぜにして、解釈を始めると、もれなく、ごちゃごちゃします。

 

 


ので、

・アセスメントを書く前に、アセスメントをする
・アセスメントをする前に、情報を2つに分ける

 

 

 

 


こうすることで、ごちゃごちゃを、整理できます。

 

 


これさえできてしまえば、ほとんどの場合、

 


1、気がかりではないと判断できる情報の解釈

2、気がかりだと判断できる情報の解釈

3、2で扱った情報をもとに、なぜそのような状態、状況になっているのか、原因・要因を検討 →分析

4、原因・要因と考えられる事柄を踏まえて、今後どうなるのかを予測 →予測


という順番で、先に進めていくことができます。

 

 

 

1、気がかりではないと判断できる情報の解釈↓↓(図1)

 

 

続いて、2、3、4。

3、4、の作業というのは、2、に基づいて行なっているんですね。

 

 


なので、2の内容が整理されていないと、その先に続く、3、4も混乱してしまう、というわけです。(図2)

 

 



アセスメントを書く前に、
・まずは、アセスメントを「する」


のですが、その前に、
・アセスメントをする前に、情報を2つに分ける

 

 


ここから、始めると、書きながら迷うアセスメントを防ぐことができるように思います。^^

 

 


小さな根回しですが、これが、後に続くアセスメントの作業に、大きな違いをもたらします。

 

 

 

こうして情報を分けて、それぞれに作業を進めて行ったとき、最後にまとめる文章は、図1の内容、次に図2の内容、という順序で書けば、できあがりです。^^

 

 

 

 

 

 

 

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