看護実習のわたしの仮説
こんにちは、ローザン由香里です。
看護実習のわたしの仮説。それは、
「チームとして機能しているとき、目標に到達しやすい」
主なチームメンバーは、学生と、教員と、臨床指導者。他に実習や、学生の受け持ち患者さんに関わってくださる方々。
ここには、優劣ではなくて、役割の違いがあるはずで、その役割を遂行しているとき、歯車が噛み合って、実習はスムーズに進んでいるんじゃないかと。
実習記録に時間がかかること、そのために寝る時間がないこと、援助がうまくできないこと、同じことで何度も注意されること、など、ほかにも、学生にとって、落ち込んだりへこんだりする理由は、たくさんあるけれど、だからといって、この正反対のシチュエーションが「うまくいった実習」か、というと、そうではないことも多くて。
うまく記録がかけない、思うようにスムーズに援助ができない、けれど、毎日が充実してる、そんなふうに感じる実習も、実際にはあって。
学生が、充実感、達成感、満足感、学び、などを感じる実習の要素って、いろいろありそうですが、どれもに共通すると感じること、それは、何日間かの実習を通して、指導者や教員との信頼関係ができていること。
少なくとも、学生自身が、そう感じていること、が大きく影響している模様。
新しいことを知ることになったり、これまでできなかったことができるようになったり、だんだんとできるようになっている自分を実感したり、結果として「何かが変わる」ことは、学生にとって大きな励みになり、自信になると思う。
では、どうすると、結果として、そのような変化を生み出すことができるのか。もちろん、学生自身の努力は欠かせないわけなんだけど、その学生の努力を支えることになるのが、教員や指導者のあり方、支え方なんじゃないだろうか、と。
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
東北のある住職が最初の2行を、「考え方が変われば、行動が変わる」とアレンジしているが、もとはインドのヒンズー教の教えから引用したものである。
小学館文庫 野村克也著 野村ノート より
行動としての何かが変わるとき、変えたいとき、変わってほしいとき、行動そのものを変えようとするのではなくて、行動を支える「考え方」を変えることで、その考え方が新しい行動を引き起こす。
間違ってたらどうしよう、失敗したらどうしよう、学生にとって、そんなふうに思えて仕方がない環境を、信頼と安心で包むことは、もっと積極的になりなさい、というアドバイスよりも、学生の主体性を引き出す上で、効果的なんじゃないかと思う。
学生にこんな実習を体験してほしい。そのイメージがクリアであればあるほど、自分の役割も明確にしやすいのかも。
学生が学生として、看護を学ぶ上で努力することも、指導者や教員が、効果的に看護を学ぶことを支える関わりをすることも、目指すゴールは同じ。実習目標に到達すること。
という意味で、実習って、チームワークなんだと思う。
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