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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

看護実習の不平不満を解決するための第一ステップ

こんにちは、ローザン由香里です。

 

 

 

 

不平不満や愚痴、弱音って、わざわざ言ってみるもんです。

 

 

 

不平不満、文句、愚痴、弱音、並べるだけで、ネガティブ感満載なんですが、これら自体は「悪」ではなくて、これらに振り回されて、悪循環が起こって、そこから抜け出せなるとつらい・・・ので、その始まりとなる、ネガティブなことはよくない、と思ってしまいがち。ですが、

 

 

 

不平も不満も、愚痴も文句も弱音も、ぜんぶ本音。

まずは、ここを自覚することが大事なのかな、と。

 

 

 

ネガティブな気持ちを出すことのメリットは、色々と言われていますが、今回は、もっとも現実的なメリットをお伝えしたいと思います。

 

 

 

例えば、実習。

実習に、不平不満があったとします。言いたい文句のひとつや、ふたつ、実際に言わないけど、持ってることってあるかもしれません。

 

 

 

その不平不満、言わなければ、誰も気づいてくれません。

 

 

 

あなたが、その不平不満を持っていることも、

不平不満を感じている、その状況で困っていたり、怒っていたりすることも、

ひょっとしたら、助けが必要になっていることも、誰も気づいてくれません。

 

 

 

なぜなら、あなたが、平気にふるまっている限り、外からは、あなたが困っているようには「見えない」からです。

 

 

 

「先生や指導者は、看護師なんだから、察してくださいよ〜」

それを言われると、ちょっとドキッとしてしまいますが(苦笑)、人間、言っても100%しっかり伝わらないことが多いのに、言わずして全部わかってほしい、というのは、やっぱりむずかしいと思うんです。

 

 

 

まして、それを見せないように、努力しているときには、なおさら外からは見えません。

 

 

 

ネガティブな気持ちを出すことの、もっとも現実的なメリットとは、あなたの気持ちを聞いてくれた人が、あなたの気持ちを知ってくれる、ということ。

 

 

 

当たり前すぎて、拍子抜けしてしまうかもしれませんが、これが本当に大事。

 

 

 

あなたに助けが必要で、あなたの周りに助けてくれる人がいても、あなたが「助けてほしい、こんなことで困っている」と伝えなければ、あなたの周りの人は、助けたくても、助けられません。助ける必要がある、なんて思ってもみないからです。

 

 

 

先日のメルマガに、実習指導を担当されるナースから、メッセージをいただきました。

「 学生さんの本音はなかなか聞けないので、貴重なお話でした。ありがとうございます。」

 

 

 

指導者のみなさんも、手を貸したいと思っています。

なので、どんなことに困っているか、悩んでいるか、を聞かせてもらえることは、自分がどんなふうに、学生さんに手を貸せるかを考えるヒントになって、ありがたいんです。

 

 

 

手を貸したいのに、貸せない、指導者のもどかしさ、

手を貸してほしいのに、貸してもらえず、一人で悩む苦しさ。

どっちにとっても、残念です。誰も、得をしません。

 

 

 

 

 

 

不平不満、愚痴に弱音。

私も、言い慣れていなくて、ついこらえて、ひとりでがんばってしまう方です。

これぐらいのことは、自分でなんとかしないと、「それぐらいのこと」こそ、人に聞いてもらえばいいのかもしれません。

 

 

 

「これぐらいのことは、自分でなんとかしないと」と思って、なんとかできず、問題はどんどん大きくなってしまったら・・・きっと、自分にとって「小さな問題」を相談できない人が、こんなふうに「大きくなった問題」を人に相談できるとは思えません。

 

 

 

この間、友人に相談ごとをしたときに、学んだことがあります。

 

 

 

相談に抵抗がある人は、相談することで、相手に迷惑がかかると思っているのかも。この背景には、相手を、問題解決に巻き込む、相手に解決してもらおう、という思いがあるのかもしれません。

 

 

 

そうすると、相談できないのも、わかります。^^

 

 

 

その一方で、軽く相談ができてしまう人というのは、相手にどうこうしてもらおうと思っていないことが多い感じ。「ね〜ね〜、聞いて〜」本当に聞いてくれればいい、というスタンスで、話を聞いてもらうこと=相談する、という感覚でいる感じ。

 

 

 

そうすると、相談できるのも、わかります。^^

 

 

 

2分で開けない道は、行き止まり。〜中略〜

道とは何十年をかけて開くものではなく、一瞬で開くものである。

一瞬で開けない道はいまのあなたにとって行き止まりであり、関わるべきではない。

 

GAKKEN 千田琢哉著 たった2分で、道は開ける〜君のピンチをチャンスに変える 70の幸運の言葉〜より

 

 

 

 

 

どれだけ一人で考えても、答えが出ないときって、あります。

不平不満や愚痴、弱音って、わざわざ言ってみるもんです。^^

 

 

 

 

 

 

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