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実習がうまくいく学び方・教え方

03|「看護を学ぶ」「看護を教える」すべての人のための、看護実習お悩みQ&A

なぜ看護問題リストを書くのかわかりません

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

 

なぜ、問題リストを書くのかわかりません。

 

 

 

 

 

問題リスト、とは、文字の通り、(看護)問題をリスト化したもののことを言います。

 

 

 

照林社 改訂版 実習記録の書き方がわかる看護過程展開ガイド より

 

こちら↓は、最新版です。

 

 

 

 

 

この用紙には、どの看護問題を優先して解決すべきか、優先順位の高い順番に、看護問題を並べることが一般的です。

 

 

 

なぜ、この用紙を書く必要があるのか。

現実的な話をすると・・・

 

 

 

実習記録、看護過程の展開に関する記録用紙というのは、学校ごとに異なります。どんな実習目標で、どんな実習をするのか、ということ自体が、学校によって異なるためです。

 

 

 

看護過程を展開する、ことについて解説している参考書には、かならず問題リストをつくりましょう、とは書かれていません。問題リストを使って解説している参考書もあれば、使っていない参考書もあります。

 

 

 

というわけで、本当のところの、問題リストを書く理由は、担当の先生に確認してほしいところなのですが・・・。

 

 

 

実習、ということを踏まえて、私が個人的に思うのは、アセスメントの結果を整理するため、だと考えています。

 

 

 

アセスメントでは、受け持ち患者さんにまつわる、数多くの情報を元に、栄養の状態がどうだ、排泄の状態がどうだ、と、受け持ち患者さんをあらゆる側面から捉える、という作業をします。

 

 

 

すると、アセスメントの結論、というのは、アセスメントをした数の分だけあるわけですので、ゴードンであれば、少なくとも11。ヘンダーソンであれば、少なくとも14。場合によっては、それ以上になることもあります。

 

 

 

っで、それらの結論を元に、受け持ち患者さんに該当する看護診断(看護問題)を確認します。

 

 

 

さらには、看護診断(看護問題)間の関係を確認して(=統合)、最終的に介入すべき看護診断(看護問題)は何かを決めます。

 

*統合について、くわしくは>>>こちらから。

 

 

 

という、複数の作業の内容が、全て書かれている用紙を、全て見直しながら、最終的な結論を見つける、という作業の手間を省くために、リストを使って「最終的な結論をひとめでわかるように」しているのかな、と。

 

 

 

 

 

 

なぜ、問題リストを書く必要があるのか、そのように疑問を感じた理由(できごと、きっかけ)があると思うんですね。

 

 

 

いらないと感じている、なのか、

二度手間だと感じている、なのか、など。

 

 

 

何かがあって、「なぜ、これが必要なのか?」という疑問に至っていると思うんですね。疑問を解決するカギは、そこにあるように思います。

 

 

 

「このことで、こんなふうに疑問を感じている」ということを添えて、問題リストを書く理由について、記録を担当されている先生にたずねてみるといいかもしれません。^^

 

 

 

なぜ、この書き方なんですか?

なぜ、この順番なんですか?

なぜ、この構成なんですか?

 

 

 

繰り返しになりますが、実習記録用紙に関しては、学校ごとに異なります。学校が決めた約束に基づいて書式が決められています。ので、書式については、私自身、お答えできないことが多いです・・・。学校の先生の意図を確認していただく必要があることを、ご了承頂けますと幸いです。

 

 

 

 

 

 

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