なぜ看護問題リストを書くのかわかりません
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
問題リスト、とは、文字の通り、(看護)問題をリスト化したもののことを言います。
照林社 改訂版 実習記録の書き方がわかる看護過程展開ガイド より
こちら↓は、最新版です。
この用紙には、どの看護問題を優先して解決すべきか、優先順位の高い順番に、看護問題を並べることが一般的です。
なぜ、この用紙を書く必要があるのか。
現実的な話をすると・・・
実習記録、看護過程の展開に関する記録用紙というのは、学校ごとに異なります。どんな実習目標で、どんな実習をするのか、ということ自体が、学校によって異なるためです。
看護過程を展開する、ことについて解説している参考書には、かならず問題リストをつくりましょう、とは書かれていません。問題リストを使って解説している参考書もあれば、使っていない参考書もあります。
というわけで、本当のところの、問題リストを書く理由は、担当の先生に確認してほしいところなのですが・・・。
実習、ということを踏まえて、私が個人的に思うのは、アセスメントの結果を整理するため、だと考えています。
アセスメントでは、受け持ち患者さんにまつわる、数多くの情報を元に、栄養の状態がどうだ、排泄の状態がどうだ、と、受け持ち患者さんをあらゆる側面から捉える、という作業をします。
すると、アセスメントの結論、というのは、アセスメントをした数の分だけあるわけですので、ゴードンであれば、少なくとも11。ヘンダーソンであれば、少なくとも14。場合によっては、それ以上になることもあります。
っで、それらの結論を元に、受け持ち患者さんに該当する看護診断(看護問題)を確認します。
さらには、看護診断(看護問題)間の関係を確認して(=統合)、最終的に介入すべき看護診断(看護問題)は何かを決めます。
という、複数の作業の内容が、全て書かれている用紙を、全て見直しながら、最終的な結論を見つける、という作業の手間を省くために、リストを使って「最終的な結論をひとめでわかるように」しているのかな、と。
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なぜ、問題リストを書く必要があるのか、そのように疑問を感じた理由(できごと、きっかけ)があると思うんですね。
いらないと感じている、なのか、
二度手間だと感じている、なのか、など。
何かがあって、「なぜ、これが必要なのか?」という疑問に至っていると思うんですね。疑問を解決するカギは、そこにあるように思います。
「このことで、こんなふうに疑問を感じている」ということを添えて、問題リストを書く理由について、記録を担当されている先生にたずねてみるといいかもしれません。^^
なぜ、この書き方なんですか?
なぜ、この順番なんですか?
なぜ、この構成なんですか?
繰り返しになりますが、実習記録用紙に関しては、学校ごとに異なります。学校が決めた約束に基づいて書式が決められています。ので、書式については、私自身、お答えできないことが多いです・・・。学校の先生の意図を確認していただく必要があることを、ご了承頂けますと幸いです。
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