看護過程アセスメントをする前に看護が浮かんだとき
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
これまでのご相談の傾向から、実際に現場で看護の経験をされた方に多いお悩みのようです。
経験をお持ちなので、状況と看護がすぐにつながる、ということなんですよね。
その場合、いつものアセスメントの手順とは、順序を逆にしてみるといいです。
いつものアセスメントは、
1、データ(情報)をもとに、状態を判断する(アセスメントする)
2、判断した状態から、必要な看護を導き出す
これを、
1、必要な看護が浮かぶ
2、その看護が必要だと判断した、「元となるデータ(情報)」はどれかを確認する
「必要な看護は、これだ」と考えた、その判断には、かならず裏付けがあるはずです。
患者さんにお会いすることなく、事前に何のデータ(情報)をもらうことなく、えんぴつを転がして「必要な看護は、これ」と決めているわけではないはずです。
患者さんのお会いして、見たり聞いたり触れたりしたり、「何か」を確認して、カルテを見て「何か」を確認したり、ケアの見学をして「何か」を確認したり、と、かならず「何か」をもとに、必要な看護を考えているはずなんです。
それは、何か、を確認します。
多くの場合、この「何か」=「気がかりなデータ(情報)」にあたります。少し乱暴な分類ですが、わかりやすくいうと、「異常ありと判断できるデータ(情報)」です。
これらのデータ(情報)を確認できると、あとは、看護につなげるまでのプロセスは、いつもの手順と同じになります。
「裏付けデータ(情報)」というのは、図で言うところの、赤い四角で囲んだ部分に当てはまることが多いです。
ここさえ確認できれば、あとは、そのデータ(情報)を使って、分析をして、予測をして、結論につなげる、という、いつもの手順で進めることになります。
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注意しなければいけないのは、もし、裏付けデータ(情報)を確認したときに、該当するデータ(情報)がなかったとき、結論自体を見直す必要があるかもしれない、という点です。
繰り返しになりますが、「この看護が必要だ」と判断するとき、かならず何かしらのデータ(情報)をもとにしているはずです。かならず、です。
なんの事実もなくして、この看護が必要だと考えた、と主張した場合、裏付け不足から、思い込み、とか、決めつけ、だと思われることがあります。たとえ、結論としての内容が、患者さんにあっていたとしても、です。
データ(情報)をもとに、判断する。
これは、「判断をする」ときの必須条件です。どんな判断の場合も、結論をだすときは、どの事実(データ(情報)をもとに、その結論になったのか、をかならずチェックしてくださいね。^^
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