看護目標をたてるときによくある誤解
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
看護目標というと、個別性、具体性についてのアドバイスが定番ですが、そのことにこだわれば、こだわるほど、個別性や具体性は、どんどん出せなくなることがあります。
この追加課題に取り組んでみて、看護目標を設定する時に、最初から具体的な個別性のある目標を立てなければ!と思い込み結果悩んでいた自分がいたことが分かりました。
第8回の動画をふまえて、まず、この患者さんが向かう方向性は?
⇒その方向性に向かているかどうかを判断するために、この患者さんにとっての目指す(目指せる)状態の変化は具体的にはどのような状態か?と、段階を追って、アセスメントを使って考えていくことで、おのずとその患者さんならではの目標が見えてくることが、追加課題を通して実感できたように思っています。
また、その方への看護そのものを左右することになる、だからこそアセスメントがとても大事なんだということを改めて確認することができましたし、自分が挙げた②の目標に対する 疑問について考えてみたことで、初期計画を立案したら早めに実施することで、よりその患者さんに合わせた看護がみえてくるということもその通りだな、と感じています。
第8回の動画をふまえて、まず、この患者さんが向かう方向性は?
⇒その方向性に向かているかどうかを判断するために、この患者さんにとっての目指す(目指せる)状態の変化は具体的にはどのような状態か?と、段階を追って、アセスメントを使って考えていくことで、おのずとその患者さんならではの目標が見えてくることが、追加課題を通して実感できたように思っています。
また、その方への看護そのものを左右することになる、だからこそアセスメントがとても大事なんだということを改めて確認することができましたし、自分が挙げた②の目標に対する 疑問について考えてみたことで、初期計画を立案したら早めに実施することで、よりその患者さんに合わせた看護がみえてくるということもその通りだな、と感じています。
↑こちらは、実際に看護目標をたててくださった学生さんからの、ご感想です。
目標は、具体的なほうがいいです。その理由は、>>>こちらの記事で。
具体的かどうか、もそうですが、看護目標の中身についても、これでいいのか、どっちがいいのか、いつまでも決まらず悩んでしまうことがあります。
が、そんなときこそ、ひとまずたてた看護目標のもと、看護計画を実施してみるといいです。
っで、実施によって確認できた情報をもとに、看護計画を評価してみてください。そのとき、わかります。
「その看護目標の設定でよかったのかどうか」が。
目標が高すぎたことに気づくかもしれません。
目標が低すぎたことに気づくかもしれません。
目標の的自体が、患者さんにあっていなかったことに気づくかもしれません。
気づいたら、その時点で、変更すれば良いです。
もし、
看護目標は、完璧に立ててからでないと、看護計画の実施はできない、とか、
看護目標は、一度立てたら、評価日まで絶対に変更してはいけない、とかって、考えている場合、それは誤解です。
↑これは、看護過程に慣れていない学生さんなので、大目に見る、ということではなく、看護の現場で起こっている通常のやり方です。
かかわる機会が増えれば、情報が増えます。信頼関係ができてくると、集めることのできる情報の質も変わってきます。
そうすると、これまでとは異なる解釈や判断になることがあります。
新しい情報によって、解釈や判断になることがあれば、その時点で、変更可能。
*
ひとまず、看護目標を立てました。
その目標のもとで、看護計画を実施しました。
実施した内容と結果ともとに、評価をしました。
「ん?評価がしにくい。目標の設定がおかしいみたい」
ということが起こったとき、いつものように、SとOをもとに、Aをする、このAの中で、ケアの成果についての内容とは別に、目標の設定が妥当ではなかったことと、その理由を述べて、Pには、変更した新しい目標を示す、といいです。
注意したいのは、なんの記録もしないまま、理由を確認できないまま、いきなり看護目標を変更する、ことです。
*記録の書き方、扱いについては、学校ごとに約束があることも多いです。要確認です。
看護過程の展開は、患者さんにあったケアとは何かを判断するためのもの。
そのためには、患者さんの状況や状態に合わせて、適宜方向を変えることも大切、ということですね。
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